カヴァーデイル・ペイジのジャケは、一本の太い道に別の道が合流することを示している道路標識みたいなデザインである。
おそらく、ペイジとカヴァーデイルが合流することを表してるんだろう。
表ジャケだけみると、なんだか大して面白みもないデザインに見えるけれど、歌詞カードをみると思わず「ん?」となった。
この標識がいろいろな場所に立てられていて、その場の調和を乱してるみたいにみえる。
あるときは牛がたくさんいる草原
あるときはエジプト
またあるときはサンゴ礁の海
そしてまたあるときは荒れる海原
裏ジャケにいたっては月面みたいだ
この、本来あってはいけないところに、静かな存在感をもってそこに鎮座しているというデザインは、ツェッペリンのプレゼンスのジャケを思い出す。
あるときは家族の団欒の中心に
あるときは学校の教室に
あるときはゴルフ場に
あるときはお花畑に
ウィキによると、プレゼンス発売時に世界中の要所に、この黒いオブジェが置かれる計画があったという。
しかし、間際になってマスコミにバレてしまい、その計画は破棄されたらしい。
カヴァーデイル・ペイジの不思議なジャケを見てると、そのとき果たせなかった、世界中の要所にオブジェを置く計画が実行されたのかなと思ってしまう。
もちろん、実際にはそこには行ってないんだろうけど。