Music Mania

No Music No Life

ディスカバービートルズ その40

2021年03月27日 | ビートルズ


3月21日放送のディスカバービートルズは、和田唱氏による「最後だから好きな曲かけさせて」という企画。
実際は好きな曲というより、今まで和田唱の回ではオンエアされていなかった曲のなかからの選曲だ。

オンエアされた曲

・オールマイラビング
・シーラブズユー
・ロングトールサリー
・恋する二人
・ユーキャントドゥザット
・アイフィールファイン
・デイトリッパー
・ウェイト
・バックインUSSR
・グッドナイト
・ゲットバック
・ゴールデンスランパー
・キャリーザットウェイト
・ジ・エンド

リスナーからのお便りで「オールマイラビングのリズムギターの3連ストロークが弾けないのですが」という質問に対して「練習あるのみ」という回答になっていない回答があった。
僕なら「メトロノームに合わせて弾ける速度まで落として練習」と答えるだろう。

「ウェイト」と「ザ・ワード」にはラバーソウル感がある。
これ、僕も同じように感じてる。
たぶん、この2曲はラジオでもテレビでも流れないし、オムニバス盤にも入っておらず、アルバム「ラバーソウル」でしか聴けないからだろう。


「アイフィールファイン」と「デイトリッパー」はリフ曲で、いかにも外国の曲という感じがしたという。
例えばウルトラマンのテーマ曲もリフ曲だよね、という話になる。
「胸につけてるマークは流星〜」という曲だけど、これずっと前から僕も感じてたこと。
この曲って、ロック的というかR&B的というか、いわゆる歌謡曲のノリとは違うと思う。

「グッドナイト」は個人的にもっとも聴かないビートルズ曲の一つ。
でも番組のラストに必ず流れるので、この一年でだいぶ聴いたと思う。

グラミー賞

2021年03月21日 | 音楽
今年のグラミー賞は面白いものだった。
BTSの受賞がなかったのはとても残念だったが、ノミネートされただけでも偉業であることは間違いない。

結果としては

・レコード賞
 ビリー・アイリッシュ
 「エヴリシング・アイ・ウォンテッド」

・アルバム賞
 テイラー・スイフト
 「フォークロア」

・楽曲賞
 ハー
 「アイ・キャント・ブリーズ」

・新人賞
 ミーガン・ジー・スタリオン

・ポップグループ賞
 レディー・ガガ&アリアナ・グランデ
 『レイン・オン・ミー」

・ポップソロ賞
 ハリー・スタイル
 「ウォーターメロン・シュガー」

・ポップアルバム賞
 デュア・リパ
 「フューチャー・ノスタルジア」

楽曲賞と新人賞以外は全て知ってる曲、知ってるアルバムだなんて、いったい何十年ぶりのことだろう。
とくにテイラーの「フォークロア」とデュアの「フューチャーノスタルジア」は納得の受賞である。

2011年のグラミー賞でB’zの松本孝弘がラリー・カールトンとの共作で最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞したことがあった。
ただこの素晴らしいニュースは、あまり日本では盛り上がってなかった気がする。
この件をブログ記事にしていなかった僕も同罪だけど、今思うともっと熱狂しても良かったと思う。
一部のロックファンには、あの受賞はラリーのおかげで松本孝弘の功績ではないなどと、信じられないくらいバカな発言をしてる人もいた。
僕はB’zのファンではないけど(いずれB'zを聴かねばと思いながらまだ聴けてない)日本のロックギタリストが世界で認められるのは素晴らしいことだ。
最近だとBABYMETALが世界的な人気なのに、肝心の日本ではあまり盛り上がっておらず、メタル専門誌ですらついこの間まで無視してたという。
また、海外の一流アーティストと日本のアーティストがコラボしたり、ライブで共演することに対し、拒絶反応する人もいる。
こんなことでは、次に日本からグラミー受賞者が出るのはいつになることやら。

ディスカバービートルズ その39

2021年03月20日 | ビートルズ


3月14日放送のディスカバービートルズは、引き続きビートルズレコーディングカレンダーで、今回はゲットバックセッションの手前までだった。
ホワイトアルバムのレコーディングあたりかたらメンバー間がギクシャクし始めるわけだが、まだ致命的なほど人間関係は壊れていない。
オンエアされた曲のなかには、未発表曲も含まれていて面白かった。

今回のゲストは財津和夫氏。
大のビートルズマニアで知られる方で、チューリップは日本を代表するビートルズフォロワーバンドである。
そんな彼が選ぶ「わたしにとって大事なビートルズナンバー」は「ゼアズ・ア・プレイス」だった。
自他共に認める大のビートルズマニアの人って、ほとんどの人が有名曲を選ぶんだけど、これは意外だ。
マニアの人って、有名曲から非有名曲、メンバーのソロ、そして未発表曲やライブ音源やデモ音源も漁り、一周回って有名曲に帰ってくる人が多いんだけど、財津和夫氏はそれをも超えた段階かもしれない。
ちなみに「ゼアズ・ア・プレイス」は、僕がビートルズを聴き始めた頃大好きだった曲で、思い入れは強い。
シンプルで短い曲だけどレノン=マッカートニーのオリジナル曲で、いちおうメインボーカルはジョンである。
いちおうと書いたのは、ほとんどポールとのハモリで、中間部分だけジョンのソロボーカルがある。
サビの主旋律はポールでジョンは下でハモってるんだけど、部分的にジョンが主旋律となりポールが上でハモる。
基本的にジョン下ポール上なのに、主旋律がコロコロ変わるという手法は、それまでのバンドやコーラスグループにはなかったやり方ではないだろうか?
おそらくジョンの声域では出せない高音メロディのところをポールに歌ってもらってるだけなんだろうけど、自由な発想なのがビートルズらしい。
ハーモニカのイントロが終わって「ゼエエエエ」という変なコーラスワークから入るのもインパクトがあっていい。
このように細かいところまで凝っている初期の隠れた名曲だ。
ライブバージョンはBBCライブで聴くことが出来、ここではイントロのハーモニカはなく、ジョージのギターメロだけなので、ちょっと変わった感じに聴こえる。

There's A Place (Remastered 2009)



ディスカバービートルズ その38

2021年03月13日 | ビートルズ


3月7日放送のディスカバービートルズは2月21日放送のレコーディングカレンダーの続き。
今回は中期の曲をレコーディングされた順で、未発表曲も含めて全てオンエアされた。
ビートルズの歴史を駆け足で振り返る企画だけど、聴いてるとやはりフルで聴きたくなってくるものだ。
前回もそうだけど、この駆け足でビートルズ全曲を振り返るための曲の編集は、全て杉真理氏が一人でやってるそうだ。
かなり大変だけど、杉さんなら楽しみながら夢中でやってると思われる。

・アルバム「ヘイジュード」について



昭和の頃、ビートルズのレコードは定番のイギリス盤だけでなく、アメリカ盤も売っていた。
僕の地元では見たことなかったけど、日本盤も発売されてたらしい。
さらに、いろいろな編集盤(有名な青盤、赤盤だけでなく、「ラブソングス」とか「ロックンロールミュージック」とか「オールディーズ」とか『ビートルズバラードベスト20」とか、その他いろいろ」もあった。
さらにさらに、限定発売のモノラル盤もあって、これはよく見ないとステレオ盤と間違えそうなものだった。
これらは全て東芝EMIの正規盤だけど、この他別メーカーのレコード(それらは大抵デビュー前音源とかライブ音源みたいなブート的なものだったと思う)もあったので、ビートルズの棚にはすごくたくさんのレコードが詰め込まれていた。
この中からお目当てのレコードを探すのって、本来は面倒なんだろうけど、当時はビートルズのレコードを見るだけでも楽しかったので、ワクワクしながら探したものだ。

当時僕が買ったアメリカ盤のレコードは「ヘイジュード」というアルバムだけだった。
というのも、ビートルズのガイドブック的な本を読むと、イギリス盤で集めた方が効率がいいと書かれていたからだ。
「ヘイジュード」アルバムを買ったのはそれを知る前のことだったのだ。

内容を見てみよう。

A
1.キャント・バイ・ミー・ラブ
2.恋する二人
3.ペイパーバックライター
4.レイン
5.レディ・マドンナ
6.レボリューション

1.ヘイ・ジュード
2.オールド・ブラウン・シュー
3.ドント・レット・ミー・ダウン
4.ジョンとヨーコのバラード

内容がバラバラで、最初の2曲以外はイギリスオリジナル盤には入っていない曲ばかりである。
そして、ここからベスト盤(赤盤、青盤)に入る曲が10曲中8曲という内容的には非常に優れたものなのだ。
そして、アルバムにもベストにも入っていない「レイン」だけど、これがまた隠れた名曲なのである。
全体的に通好みの曲が多く、とくに後期の渋い曲が光る。
録音時期はバラバラだけど、アルバムを通して聴くと不思議と一体感も感じられる。
サブスクをやってる人は是非この順で聴いてみてほしい。

アルバムジャケも味がある。
とくにジョンのヒゲが伸び放題でお爺さんみたいになってるし、体型も痩せているように見える。
当時のメンバーは、髪の毛は伸ばしてるものの、ヒゲはその時の気分で剃ったり剃らなかったりしてたようで、ジャケ写ではポールだけヒゲを剃っている。
ちょっと哀愁を感じる写真で、暗めの曲か多いアルバム内容にあってると思うのだった。

時代を超えた音楽と超えられなかった音楽

2021年03月13日 | 邦楽
最近みのミュージックで「リスナーさんが選ぶ邦楽アーティストランキング」というのをやっていて大変興味深く見させていただいた。
今回はこれを見て感じたことを書いてみたいと思う。

リスナーさんが選ぶ邦楽アーティストランキング100-31位


リスナーさんが選ぶ邦楽アーティストランキング30-1位


このランキングに投票しているリスナーさんって、アラサーくらいの人が多いのかなと思ってたけど、おそらくもっと若い人が多くて、10代の人もけっこういるようである。
そして僕のようなアラフィフみたいな人はかなり少ないと思われる。
全体的ロキノン系が多くて、多分ロキノン誌で同じ投票をしたら似たランキングになるだろう。
年齢層が若いこともあり、2000年以降のアーティストが多く、90年代もまあまあ。
それより古いのは、時代や世代を超えた大御所だけとなる。

では、70年代、80年代にデビューした大御所はなぜ時代や世代を超えて今も愛される存在になれたのか?
最も大きい理由は、彼ら、あるいはそのバンドの中心的人物が今も第一線で活躍してることだ。
松任谷由実、中島みゆき、サザン、ミスチル、B'zらは今も昔もずっと人気だし、ブルーハーツ、はっぴぃえんどなんかだと、そのメンバーは今も現役で高い人気がある。
逆にいうと、70年代、80年代に大ヒットし、圧倒的な人気と存在感があったにもかかわらず、その後バンドは解散し、その後のメンバーの活躍がパッとしないアーティストは、ランクインしていない。
つまり、若い世代に聴かれていないのだ。
というより、その存在自体が知られていないし、知るきっかけもない。
実際聴けば気に入ってもらえる可能性は高い。
まだまだ若い世代に発見されていない素晴らしいアーティストってたくさんいるのだ。

さて、この投票には参加してないんだけど、自分だったら誰を選ぶかはとても微妙である。
誰かの熱烈なファンというわけではないので、1位からして選ぶのが困難なのだ。
で、あえて選ぶならやはりレベッカということになる。
レベッカコピバンのリーダーであり、レベッカ祭りを主催し、レア曲から未発表音源まで音源は完全コンプリートしてる。
コピバンのライブを見て、このバージョンは87年のツアーのを参考にしてるんだな、とかそういうこともわかる。
1位はレベッカで間違いない。
ちなみにみのミュージックリスナーランクには100位どころか200位内にも入らなかった。

2位もまた難しいのだけど、BOOWYにする。
僕はけっこうBOOWYの曲をコピーしていて、おそらく15曲くらいは弾いた。
曲はほぼコンプリートしていて、たいていの曲は知っている。
また、コピバンをやろうとしてメンバーを探したこともある。
結局、氷室京介役の人を探すのがとても困難なのでやめたけど。
布袋のギターは弾くのが楽しい。
フレーズがカッコいいし、ノリノリで弾けるのがいい。

3位とかになってくるとますますわからなくなってくるけど、今回はZARDにしとこう。
僕は坂井泉水の歌詞の良さってよくわからないけど、声とか歌は好き。
ほぼ全曲聴いたと思うけど、4枚目「揺れる想い」から6枚目「forever you」あたりがとくによかった。