風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

子持鮎の甘露煮

2009-11-07 | 趣味
天気の良さに誘われて、友人と琵琶湖の湖西方面にサイクリングに出かけた。自転車2台をばらして車に積み込み、JR湖西線の「志賀駅」まで。そこで自転車を組み立て、いざ出発。

時期的には、北の比叡・比良山を超えてくる季節風“比叡降ろし”が始まる頃なのに、今日は風もなく湖面も穏や。“きひゃー、気持ちいいー”といいながら、湖岸沿いの車もほとんど通らない細い生活道をのんびり北上。

途中、鯉釣りをしていた地元の人と暫しおしゃべり。3人で7~8本の竿を出していた。「一日に1~2匹釣れる。時には、1メートルくらいのも」ということだった。

行き先は決めていなかったが、途中休憩を入れながら2時間半ほど走り、高島市新旭の“風車村”に着いた。以前、車で行ったことがあり、温泉があるので楽しみにしていたが、「3年前に閉鎖した」という、残念。

売店に琵琶湖名産「鮒ずし」があった。10切れくらい入って1200円。少し高いようだが、「せっかく琵琶湖に来たのだからこれを」といったら、友人は手を振って「それはダメ」と。オレも食える自信がなかったので、とりあえず、「子持鮎の甘露煮(5匹入り)」にした。それと、地元の人が作ったという赤飯を一パックづつと、350ml(ノンアルコール)の缶ビールを2つ。

人も少なく、コスモスがきれいに咲く傍のベンチに腰を下ろして“カンパーイ”。早速“鮎の甘露煮”を頭からガブリ。うまいーッ、甘くなく辛くなく味は抜群。またビールによく合うこと。5匹だったので、体の大きいオレが3匹食った。友よ申し訳ない。赤飯も、スーパーのより倍くらいの量でモチモチ。(もしや新米のもち米だったのでは)アズキも地元産で抜群の香り。満足!満腹!

往きに会った鯉釣りの人がまだ頑張っていた。「釣れましたか」と聞くと、「釣れたよ。これから日が暮れるまでが勝負。持って帰るか」といってくれたが、今回は遠慮した。

日焼けで火照った頬にあたる風が少し冷やっこくなってきた。きらきらと輝く湖面を見ながら最後のペダルを踏んだ。帰りは少し疲れたが、約60kmの気持ちのいいランだった。