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心配が過ぎる?

2011-12-07 | 社会
下の数字は、先日発表された総務省の(2011年7月~9月の平均)の労働力調査(東日本大震災による被災3県は含まれていない)による「年収階級・雇用形態別就業者数」の一部です。

  【年収】             【雇用形態】  
             (正規)          (非正規)      (就業者合計)
・200万円未満    385万人(23.0%)   1299万人(77.0%)   1686万人
・200~499万円  1714万人(17.0%)    352万人(17.0%)    2065万人
・500~999万円     881人(96.5%)     32万人(3.5%)      914万人
・1000万円以上   109万人(98.2%)      2万人(1.8%)       111万人

これ以外でもここには、この8年で非正規雇用が1.5倍になったこと、若年層の失業率が平均の倍になっていて、年収200万円未満の比率が高まっていることなどが出ている。

これらについて、政府の昨年度の「労働経済白書」では、「2000年代の非正規雇用比率の上昇は、大企業による非正規雇用の増大が主要因であったと考えられる」と指摘している。

こんな状態が今後も続くとしたら、「結婚できない」「子供を産み育てられない」「親の面倒がみれない」人が増えるのは必至では…。
昨今、未・晩婚化や少子化が社会問題になっているが、背景にこの問題があることを指摘する専門家も多い。

手遅れにならないうちに手を打たなければ、近い将来に日本社会(の構造)はガタガタになってしまう…と思うのは心配が過ぎるのだろうか。


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