風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

「淀川」を愛す

2012-05-06 | 日常
                淀川(右岸の高槻市上牧から左岸の枚方市楠葉を望む)

国土交通省淀川河川事務所が募集している「平成24年度河川愛護モニター」(淀川をやさしく見守る河川愛護モニター)に応募した。今回で二度目の応募だ。

一昨年、応募したことを国家公務員の友人に話したところ、彼曰く、「この手のものは一応公募という形をとるが、だいたい初めから誰にするかはほぼ決まっている」と。「応募理由」を一生懸命に書いて送ったが、結果はやはり友人のいった通り?ダメだった。

俺が生まれ育ったのは淀川右岸の前島(高槻市)というところ。俺の家はもちろん、村の人の多くがこの淀川と関わって暮らして来た。
淀川の魚、霞網で獲ったスズメは重要な動物タンパク源であったし、河川敷の畑で薩摩芋や麦を作ってそれを売って家計の足しにしていた。牛の餌の草刈りはもちろん、洪水の度に流れてくる木材を拾って貯めて置き、それで納屋を建てたりもした。

泳ぎはもちろん、潜って(ヤスで)魚を突くことやモンドリでウナギを獲る技を覚えたのも淀川。野球をするのも、古自転車でモトクロス?をするのも河川敷だった。それこそ寒い時も暑い時も一年中淀川と戯れていた。そんな淀川が、1960年代の高度経済成長期に入り、工場排水などによって急速に汚くなり、泳ぎもできない、魚も獲れないほど水質が悪化してきた時はほんとうに残念というより悲しかった。

結婚して隣町に住むようになって40年が経つが、いまでも実家に帰るたびに堤防に上って淀川の流れを見るとほっとする。近年、下水道の整備などによって流れが水らしい色に戻ってきているのを見るとほんとうにうれしい。
この前、地方ニュースで淀川でウナギが良く獲れるようになってきて、それを使った「大阪ブランド」を立ち上げようとする動きがあることを伝えていた。

自分にとって母なる淀川が、これからもヨシが茂り、多くの魚も住め、人間にも潤いをもたらす川として、その流れを保ってほしいと願わずにはおれない。
これほど淀川を愛している?俺が「河川モニター」に選ばれないはずはないと思うのだが…。果たして今年の結果はどうなるか。

※淀川の今昔など、淀川のいろいろなことがここから見れます。

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2 コメント

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私も応募したよ (H.I)
2012-05-07 20:05:33
偶然ですね。私も友人と応募しました。毎年200人ほど応募して、採用は8人なので、採用は難しいみたい!!
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H.Iさんへ (yama)
2012-05-08 11:24:44
一昨年は応募用紙に記入しての郵送でした。
今年(昨年から?)はネットできるので、たぶん応募も多いと思います。
昔(40~50年前)の淀川を知っている人が選ばれるのではと、ひそかに期待していますが、甘いでしょうか?
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