風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

ママチャリ サイクリング

2010-11-13 | 趣味
淀川河川敷を走って枚方までのママチャリサイクリングに10人が参加。まずは、準備体操をして出発。

ヨシの穂が風にそよぐ地道をのんびりと。20分ほど走って一回目の休憩は淀川の川底? 今の季節、水流が減り本流の半分くらいの川底(砂)が露出。

砂底の端は、川のちょうど真ん中あたり。みんな童心にかえって、平べったい石を水面を滑らせるように投げる、「丁連投げ」を競った。中には、「やったことがない」という人もいた。



次の休憩は大塚公園、コスモスが満開だった。こんな時季に?ラッキー!しばらく本流沿いの地道を走り、枚方大橋を渡る。



水辺公園は土曜日なのに人は少ない。お腹も空いてきたので、ここで昼食。「冷たい麦汁があったらなあ~」という人(オレじゃないよ)もいたが、「飲酒運転はダメ」という怖い人の一言で、ガマンガマン。食事をしながらの自己紹介では、適当に「つっこみ」が入り、わいわいと賑やかに。

その後はすぐ近くの「淀川資料館」に立ち寄り、職員さんの解説付のスライドを見せてもらい、淀川の歴史や自然についての知識を習得。

帰路は、朝の出発の時はそれほどでもなかった黄砂が、えらくきつくなり、遠くも近くもボヤ~だったが、全員事故もなく無事出発点に帰着。

みなさん、ご苦労さまでした。お疲れが出ませんように。

参考:「淀川を知る」HPを見れば淀川のすべてがわかります。

小春日和

2010-11-11 | 日常
我が家のワンちゃんのユキも、季節とともに朝の起床がだんだん遅くなりだした。
きょうも8時半を過ぎても、まだ布団を被ったままグーグー。

9時前になってやっと布団からもぞもぞ起きだした。
おっちゃんにもいろいろ予定もあるのに…。もうちょっと早く起きてよ!

今朝は少し冷え込んだが、日が昇るにつれ、春のような暖かい陽が差して小春日和になった。

散歩途中に見かけた、近所のネコちゃんも寒桜も喜んでいるような日和でした。


    仲良く寄り添う 夫婦か友達か    


       寒桜 健気に咲くや 冬近し

芋煮会

2010-11-08 | 日常


オレが加入している年金者組合の行事「芋煮会」が高槻市の芥川沿いであった。自転車でも30分くらいで行けるところだったので、サイクリングの友人Mを誘って出かけた。

山手の河のほとりで、プロパンガスのボンベを持ち込んでの「芋煮会」。到着した時には、ボンベのガスが空っぽだったというトラブルが(こんな決定的なトラブルは考えられない)あって、世話人の人があわてていた。

芋煮が炊き上がるまでの間に、「桂」という芸名?を持つ女性が立ったままで落語を二題もサービスしてくれた。
トラブルも解決し、少し遅れたが、大きな鍋二つに美味しそうな芋煮と新米のご飯が炊けた。


   桂〇〇さんの楽しい餅まき

美味しい芋煮はお代わりし、新米のご飯に茄子のカラシ漬けも頂き満腹。そのあとは「じゃんけん会」があり、お餅も一人三個ずつのサービスがあった。〆て会費は500円也。

そうそう、一緒に行ったMがその場で組合に加入し、みなさんに紹介され拍手を受けた。郷土の歴史ガイドが得意のMに、早速、ガイドの要請があった。

周りの木々は、秋一日と少しずつ紅葉が始まっていた。
帰りは芥川を下り淀川の河川敷をのんびりと、風に揺れるヨシを見ながら自転車を走らせた。

タムタム君が死んじゃった

2010-11-06 | わんちゃん
ユキの友達(友犬)のタムタム君が死んだ。
タム君はユキよりちょっと弟でまだ10歳やったのに。

タム君は春ごろから調子が悪く、この夏も入院したりしていた。
タム君のおっちゃんは、「この暑い夏が越せるかどうか」といっていた。

最近、急に体力が衰え、ユキの家の方まで散歩できなくなり、ここ何か月も会っていなかった。

タムタム君は顔は強面で、散歩の時に出会う自分より大きなワンちゃんには向かっていく強い性格やった。でも、ユキにはぜんぜん吠えないしクンクンするだけで、うちはそんな優しいタム君が大好きやった。

きょう「葬式」だという。
もう一度、元気なタム君と会いたかったのに…。

さようなら!タム君。


06年6月:タム君(左)とユキ


08年10月:タム君(右)とユキ


生い立ちの景色(22) ウサギ汁

2010-11-03 | 生い立ちの景色
1958年11月。12歳の秋。

今日は学校行事のウサギ狩りだ。今年はオレら6年生の男が網番やから準備に忙しい。この前は、近くの山に網を立てるための三つ又(みつまた)の木を採りに行ってきた。

三つ又は和紙の原料になる木で、茎の太さは親指くらいだが枝が3方に分かれているので、そこに網を引っ掛けるのがちょうどいいのだ。長さを1メートルくらいに揃えて、100本ほどをリヤカーで持ち帰った。それと、網番のオレらは、網にかかったウサギを殴るための1尺くらいの長さの棍棒も一本ずつ用意した。

当日は山歩きがしやすいように、風呂敷に包んだ弁当を背中や腰に括り付けた装束で校庭に集合した。網を積んだリヤカーを引いたオレらを先頭に山に向かった。登り口には地元のオッチャン3人が待っててくれた。

オッチャンと先生の指図で山の上手に網と三つ又を担いで登り、山の傾斜に水平の細い道に出た。ここが網張り場だ。立ち木と三つ又を支えにして、道に沿いながら長さ50メートルの網を張った。この作業は音を発てると近くにいる?ウサギに逃げられるから、静かにさっさとやらんといかんのだ。

網張りが終わると、合図とともに6年生の女子など、下級生の追い込み隊が山の下から“ホーイ ホーイ”の声を出しながら、道のない雑木林の中を網の方に向かって上って来る。オレらは網の内側に棍棒を握り締め5メートル間隔にしゃがみ込み、いまかいまかとウサギが掛かるのを待った。

1回目、2回目もダメだった。あと1回を残して、みんな山の尾根の開けたところで弁当を食った。オッチャンらは「近頃、ウサギもおらんようになったからな」といっている。去年は一匹も取れず仕舞いだった。

「さあ、最後やで。みんな頑張りや!」のオッチャンの掛け声に、みんなは次の場所に向かって腰を上げた。オレら6年生はこれが最後のウサギ狩りになる。疲れていたが、ヨシ!と気合が入った。

ホーイホーイの声が聞こえてきて間もなくやった。2人向こうのところのにウサギが掛かった。ウサギは網から逃げようと必死に暴れた。2、3人がワーツと網ごとウサギに覆いかぶさるように倒れ込んで棍棒で一撃した。少し離れたところでも「ヤッター」という声が聞こえてきた。オレは興奮して心臓がドキドキした。

オッチャンが、立ち木を切り作ってくれた担ぎ棒にウサギを逆さに吊り下げ山を下った。オレらはもちろん、先生も下級生らもみんな誇らしげだった。オッチャンも、「2匹も獲れて、上出来や!」とにこにこしていた。

次の日の給食に、給食のおばちゃんが料理してくれたウサギ汁が出た。ウサギの肉はちょっとしか入っていなかったが、スープはもちろん、具のゴボウもジャガイモもほんまにうまっかた。ちょっと気持ち悪そうにしてる女の子はおったが、オレは最高に満足やった。