恵那名物の塩いかのこと、5月に少し書いた
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このイカは福井からやってくる。昔のルートはどこを越えてきていたのだろう。
今では冷蔵庫があるし車もあるから、生のイカを海からじゃんじゃん運んできて
主婦は欲しいときに軽に乗って買いにいって、使わなければ冷凍しておけばいいので
塩蔵なんてことは必要なくなってしまった。
このイカはおなかの中にぎっしり塩を入れて保存されている。
こんなにパンパンに入れなきゃいけないのか、と思わないでもないけど
そのおかげでイカがプリプリ太って見えるのは何となくいい。
イカと一緒に塩も売っていたということなのかもしれない。
山国で塩は貴重なものだ。
で、このイカの調理法が、袋の後ろに書いてあるのだけど、
あまりに適当すぎないか……
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おいしい召し上がり方
調理の際は、料理メニューによって適当に、真水で塩抜きをしてください。
①酢の物 適当に塩抜きをして輪切りにし、きゅうりやキャベツなどと合わせて二杯酢で……
②マヨネーズあえ 適当に塩抜きをして輪切りにし、ゆで玉子を入れて……
③サラダ 好みに合わせて塩抜きをし、輪切りにして季節の野菜を……
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適当にやればいいってことは、言われなくても分かってる。
どうすると「適当」なのかが、一番詳しく知りたいところなんだけど。
ちょっと前の人にとっては「塩抜き」っていうのは適当にできるのかもしれないけど
塩蔵に慣れてない今の人には意味分からないこともあるだろう。
何時間ぐらい水に浸けるとほどよい味になるか。
私の経験では、5時間ぐらいでもまだちょっとしょっぱい感じです。
しかし、この説明書きは、その適当さが実にほのぼのしていて
クスリと笑ってしまうのです。
袋の表のデザインもすばらしい!
若干タコがイカの帽子かぶっているように見えなくもない。
今時の暑さと減塩だから、長期保存には冷蔵庫を使うとしても
冷凍まではしなくていいし、
おかずがないといってすぐ車を走らせてスーパーに行かなくていいのだから
一家に一匹、塩いか備蓄をオススメします。
ちなみに恵那では、塩イカ以外に干したスルメイカもよく使われます。
福井県福井市、山下水産の塩いか。
ほかのメーカーのもあります。
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