山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ネムの花

2012-07-14 | 植物

ネムノキの花が咲いている。
合歓の木という字。
なんとなくふんわり甘い感情を呼び覚ます字。
ネムの花のピンク色が脳の中に迫ってくる。

今年はネムの花がよく目立つ気がする。
うちのまわりのネムの花はすでに盛りを過ぎてくしゃっとしている。
けれども、ネムの花は何度も甦ってしまうので
まだまだこれから長期にわたって楽しめるだろう。


ネムの花は二度満開になる、ということ、2006年にブログに書いているけど
先日何かの本で、「ネムの花は七度返り咲く」という言葉を読んだ。
(七度だったと思うけど……記憶確かでない)
ネムの花が何度も満開になることは、昔の人にはよく知られていたらしい。
今は田んぼの草を取る時期。

ネムノキは山と田んぼの境界のあたりによくあるから
きっと休憩しながらネムの花を眺めていたのだろう。
この時期、ノカンゾウやチダケサシなんかも咲いている。
田んぼの稲が若い緑色に青々として、それが梅雨の雨に洗われ、
山里の彩りがほんとうに生き生きと美しく見える時期だ。


今日は夕方夕立のような雨が降って、それもほぼやんで、
今ヒグラシがしきりに鳴いています。


一番上の写真は熱帯地方のイラクサ科の植物。
ネムノキとは関係ありません。



 *この記事気に入ったらクリックを→ にほんブログ村・環境ブログリストへ にほんブログ村・田舎暮らしリストへ