熊澤良尊の将棋駒三昧

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京都西陣

2011-12-10 05:57:16 | 文章
12月10日(土)、晴れ。

町は、霜で白っぽくなっています。



昨日は、急に思い立って京都西陣へ。

元々この辺りの京都市北西部は、平安時代の頃より織物職人が集まっていたところだったそうです。
室町時代のその昔、応仁の乱で山名宗全(西軍=南朝軍)の陣地が置かれたところから、そのように呼ばれるようになりました。
そして、この辺りで織られる高級な絹織物が「西陣織」なのですね。

急に思い立ってと書きましたが、数日前から行くつもりであったのを、今日実行しただけの話。
目的は、駒袋に使う生地の買い入れです。

駒袋に使う生地もいろいろですが、小生のこだわりは「正絹の西陣織」。
図柄模様や色合いにもこだわって気に入ったものを購入して、まとめて縫製屋さんに渡して駒袋にします。
正絹にこだわるのは、風合いとか気品の違いです。
紐まで正絹にこだわるのですね。

それで時々京都西陣へ本物の西陣織を求めて行く訳ですが、今回は老舗の機屋さんでした。
この近くでは、紐まで正絹にこだわって「糸」から「紐」にしてもらったこともあります。
西陣の細い道筋を通ると、あちこちから「ガチャガチャ」と機織りの音が。
普通の町屋のようなガラス戸をあけると、機織りの機械が奥までズらーっと。
その音は一層大きく響きます。

それでも近年は和装離れが進んで、店仕舞いする店も多いとか。
世間の風はアゲインストなのですね。
何だか、盤駒の世界と似ているような、似ていないような。
と言うことで、とにかくありったけの知力気力と希望で頑張らなくってはの心境です。

世間の皆様。
まあー今日も、頑張りすぎないで、少しは頑張ろうではありませんか。

コメント
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