熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

友禅の駒袋

2011-12-28 18:59:05 | 文章
12月28日(水)、晴れ午後から曇り。

カウントダウンはあと3日。
民主党瓦解の兆候が始まりました。
10人ほどが離党するニュースです。
初めて知る議員たちなので、どこまで期待できるか、信頼できるかは五里霧中。
これがどのくらいの波になるかは分かりません。
今は注視するしかありませんね。

ソレニシテモ、理念も信念もない政治家集団だとは、2年前は思いもしなかった。
出鱈目な「マニフェスト」に釣られて、投票したバカさ加減。
嘘ツキを嘘ツキとは思わなかった間抜けさを嘆く。
それが悔しい。
自己保身にのみ汲々としている政府の連中、政治家の連中。
トランプ遊びなら「総がえ」。それが出来ないものか。

今の被災者の生活、被災者の気持ち、国民の気持ちがどんなものか。
国民に安心感と将来の希望を持たせるのが政治なのです。
「議員の縮減」はどこに行ったのか。
消費税を上げるより景気を上げることにパワーと智恵を使ってほしい。
それが国民みんなの願いだと分かっているはず。

その点、大阪には頼もしい救世主が誕生しています。
知事時代は、赤字から黒字への転換実績。
前任者が2年かかってもやれなかった、水道・交通の府市2重行政の一本化。
元々やる気が無かったのを、2日間で方向転換。
そして、バラマキ行政からの脱却宣言等々。
こちらは期待が持てそう。

と言うことで、今日は「バカ者の愚痴」になってしまいました。
ご容赦、ご容赦。

ーーーー

本日の仕事は、いろいろ。
一つは、「極小雛駒の盤と駒が入った蒔絵小箱の袋(仕覆)」の設計。
蒔絵の小箱は、唐草模様と鳳凰の図柄で、大きさは90ミリx75ミリ、高さ50ミリほど。
本体は1年ほど前に作った2つの内の1つですが、所有者のKさんから「これを包む袋」が欲しいとのことです。

「作ってみましょう」と言うことで、どのようにするかを頭でイメージし具体化してみました。
生地は、図柄が「花短冊」の西陣織。
これは先様のお気に入り。当方もお気に入りの図柄です。
大きさは、小箱とぴったりと作る。
紐を絞れば、ぴったりと口を閉じる。
現物の小箱を縫製屋さんに渡せば簡単に済むことですが、美しい蒔絵の箱に傷を付ける恐れがあります。

そのためにはどうすればよいか。
大きさがそっくりのダミーを作る。
それを縫製屋さんに渡せば、良いでしょう。
出来上がり見本として、サイズは違うが駒袋のタイプにする。
正絹の紐は、縫製屋さんに持ち合わせが無いので、こちらで用意する。

ところで、小箱を入れる桐製の箱も少し手を加える必要があることに気が付きました。
上蓋と本体との隙間がほとんどありません。
袋に入れると、2ミリか3ミリ、つッかえることになります。
作り直すのは、勿体ないので、これをどうするか。
いいことを思いつきました。
3ミリか5ミリ、中箱の縁をかさ上げする方法です。
茶色い堅木を廻せば、アクセントにもなります。


もう一つは、「極小雛駒」の駒袋。
小さな駒には西陣織より、あの「フクロウ」の巾着が良さそう。
大きさも、多少の余裕があって丁度いい。
肌合いも柔らかい。
これに「良尊駒」の署名が欲しいとのことです。
それをどうするか。
手作りなんだから、京都の友禅染め工房で直接書く方法もある。
文字の色は何が良いか。
白抜きもある。
友禅染屋さんの意見も聞いておこう。

などなどと思いを巡らして、ひと時の頭の体操でありました。










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