熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

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作品 文章 写真 販売品

フクロウの駒袋

2011-12-20 18:14:28 | 文章
12月20日(火)、晴れ。

朝晩は寒くても、日射しのある日中は、ぽかぽか。
今日は、穏やかで平和な一日でした。

仕事は「古水無瀬」の2回目の漆入れと、「兼成写し」の彫りの作業。
「古水無瀬」の方は、今年中の約束です。

写真は、以前に作り上げた「チョッと小さな卷菱湖」。
彫り埋め仕上げですが、先日「玉将・王将」の2枚は盛り上げました。

写真では大きさが分かりませんが、普通サイズよりひとまわり半小さく作っています。

これに合う駒袋は、縮緬(正絹)に手書き友禅。
柄は智者の象徴でもある「フクロウ」。
駒を袋に入れるとご覧の通り。

チョッと薄べったい桐の箱に収めています。

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来年の年賀状は買いましたが、それ以上の準備は進んでおりません。
出すかどうか。
あるいは、今年中に出せるかどうか。
気持ちでも、日にち的にでも微妙。

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昨日の訪問者・Mさんからの冒頭の質問は「熊澤さんは、日本板硝子だったんですね」。
「そうですよ」。
聞けば、Mさんのお父さんも短いながら日本板硝子の舞鶴工場に勤務されていたとか。
「へえー、縁はあるものですね・・」。

Mさんは、昨日が2度目の訪問でした。
最近、駒に関心が高まったそうで「いい駒を探している」とのことでした。
「それなら買う前に沢山多くの駒を観ることです」と、アドバイスさせていただきました。
「沢山の駒を見ることで、本当に駒がいいかが分かるようになってくる」というアドバイスです。

と言うことで、この数カ月は大阪・東京・京都の盤駒屋さんを中心に何ヵ所かを巡ってきたそうです。
実物を多く観ることで、観るポイントが変わってくることを実感。
「熊澤さんの駒は、どこか優しいものを感じますね」。
「・・そうですか」。
「何が違うのですか?」。
「どうですかね。駒だけではありませんが、人の作ったモノ(作品)には作り手の気持ちと人格が反映されると言いますしね・・」。
「それに、漆文字の印象が違います」。
「他の人はどうだか知りませんが、私の場合は全て字母から作り起こしています。オリジナルに出来るだけ迫って、
 その上で、自分なりの駒の文字を研究する。駒の基本は『書』ですからその勉強が大切だと思っています」。
「いろいろな店を廻って駒を見てきましたが、変な文字もありました」。
「そうですか。とにかく駒にとって文字は大切なポイントです。同じ『錦旗』とか『菱湖』の銘が入っていても、
 何とも言いようのないものもあったり・・」。

「駒づくりを楽しむ会や、関西駒の会の皆さんはどうですか」。
「駒づくりを楽しむ会で駒を作り始めた人は1500人から1600人以上。
 今の将棋雑誌広告で見掛ける駒は、その人たちの作品だったり、その人から駒づくりを習った人の作品だったり。
 それぞれ思い思いに駒づくりをされています。それだけに、買う方もいろいろ見て勉強し眼を肥やすことですね」。

では、今日はこれにて。

 
 






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駒の写真集

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