ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

あそぼ

2006-06-16 11:14:14 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の前の公民館で大勢の子供たちがゲームを愉しんでいる。育成会主催の行事の一つ。用意された遊具を使って子供たちがはしゃいでいる。周りを大人たちがぐるっと囲んで見守っている。何も気づいていないが、子供たちはもう自分では遊びを見つけられない。創造性を欠いたまま、用意された枠の内でしか動けないのだ。しつけ放棄の一方では過剰とも思われるこの管理・・・・どこかが狂ってしまった。


被害者

2006-06-16 00:05:47 | 日記・エッセイ・コラム

友人との教育論議の中で、教育の原点は家庭にある、その家庭が躾を放棄して学校や社会に責任を転嫁するなんてとんでもない!人格形成の90パーセントは家庭にある。学校と社会はあとの10パーセントでしかない・・・・と 僕が語気を荒げるものだから 「リベラリストの君がいったいどうした?」と 友人が顔を覗き込む。リベラリストというのはなんでもかんでも中庸だと思い込んでいるらしい。そこでまた語気を荒げて「事と次第によっては鷹にも鳩にもなるし、右にも左にもなる。それこそがほんとうのリベラリストというものだ!」 友人はそれっきり沈黙。さっき高校生たちと会ってから僕のイライラがはじまったのを察してくれたようだ。欺瞞と欲望のうずまくこの時代に生まれてきた彼らこそ、実は被害者なのだ。    6月15日 16:00