会計事務所のMさんがU市の美味しいパンを届けてくれた。実はこちらも彼女のために美味しいパンを買って用意していた。なんと、今朝はパンの物々交換と相成った。そこで一番良い思いをしたのが学芸員のNさん。昼食には双方のパンにありつけたわけである。 楕円形のあの硬いフランスパンを手にすると、少年の時に観た映画「レ・ミゼラブル」を想いだす。知り合いの牧師さんの自宅でクリスマス・イブだったと思う。近所の子供たちと一緒に菓子など貰ったりしたが,ジャンバルジャンを語る牧師さんの赤ら顔が好きになれなかった。
25日は県詩人会の総会であった。役員改選で新しい会長が選ばれ、僕は事務局長を仰せつかった。事務局という仕事は最も苦手な分野で、これまでも他の団体では事務局の役割を固辞してきたというのに・・・・。それでも3人のスタッフで運営するので、役割分担制にして僕は上手に怠けようと考えている。それにしても詩を書く者に変人が多いのは何故だろうか。僕もその部類に入ってはいるが、その僕でさえあきれるほどの分らず屋がいる。一度聴けば分りそうなものに・・・・はじめから彼は聴いていないのだ。僕の詩の定年は70歳。それ以上は詩を書くのを止めようと考えている。作品がただ堂々巡りになってしまうような気がするから。そのときは、現在一休みしている俳句に戻ろうと思っている。
深夜放送からモーツアルトのフルートが流れている。静かな晩だ。