秋の七草／藤袴

＜秋の七草／藤袴＞

秋の七草のひとつ。ひよどり草のひなびた雰囲気に比べ平安の昔から著名な植物で
紫式部の源氏物語三十帖「藤袴」は玉蔓へ父の使いで訪れた息子夕霧の詠んだ歌

同じ野の露にやつるる藤袴あわれはかけよかことばかりも

からこの名になったそうな(以上webより）

藤袴とひよどり草の簡単な見分け方は葉っぱが３裂に裂けていれば藤袴、裂けて無
ければひよどり草。藤袴の原種（赤花）は絶滅危惧種。最近栽培種がふえて数種類
有るのを今日知った。京都の知人が育てているとの事で写真も送ってもらった。

ひよどり草

＜ひよどり草＞

ひよどり草は藤袴の仲間で見分けがつかないほど良く似ています。今頃から霜の
降りる季節の近くまで里山や道端でみかけます。藤袴に比べ花の付きが粗く地味
なのでついた名前もぼそっとしていて都人に藤袴と言われのない差別を受けたん
でしょうね。藤袴は赤紫の花で風雅な名前をもらい、大事にされています。
※次はふじばかまを紹介します。