<おたくさ/紫陽花>
紫陽花も雨に打たれていると何となく陰が見える。
そう言えばたまに聴くーさだまさしーの歌詩に「おたくさ」という
名前が出てくる。何だろう・・と調べてみた。
< 紫陽花の詩 > さだまさし
蛍茶屋から鳴滝までは 中川ぬけてく川端柳
人の心をごまかすように 七つおたくさ紫陽花は、
オランダさんのおき忘れ
すると紫陽花には<ハイドランゼア オタクサ>という立派な名前が。
鎖国の頃長崎に来ていたシーボルトが国外追放になり日本在住のおり
結婚していた「お滝さん」という女性の好きだった紫陽花をヨーロッ
パへ持ち帰った。
お滝さんを「オタクサ」と呼んで愛していたシーボルトはその紫陽花
に「オタクサ」と名前を付けお滝さんを偲んだという。
のちに事情がありお滝さんはよそへ泣く泣く再婚させられ別れの手紙
をしたためたという。※歌詞中の鳴滝はシーボルトの住居の有った場所。