詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

加賀千代女の水仙

2021-01-25 | 俳句

 水仙の香やこぼれても雪の上  千代女「千代尼句集」

 

「朝顔につるべ取られてもらい水」この俳句なら誰でも知っている。

やさしさにあふれる花を詠ますと抜群の感性を発揮する女流俳人。

ー加賀の千代女ー

この水仙の句のセンスがとても好き。 降り積む雪の中まで上品な

かおりが染入るようで心の中で何度も詠み返す。

加賀の表具屋の娘で奉公先の主人に俳諧を習った人だという。

高尚な感想はとてもじゃないが出来ないとして味わうのは素人でも

それなりにできる。


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2 コメント

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白と黄と葉の緑と・・ (つわぶき)
2021-01-25 11:12:17
女流ならではの品ある句・・いいですね写真にピッタリ
清楚・上品な香も・・
雪中花とも呼ばれる水仙は 日本人の好む花ですよね・・
長く咲き継ぐので 寂しい冬の庭に嬉しいです

昨年掘り起こし(植え替え) の処は咲きませんでした・・
自然に任せ球根を太らせることが大事と知った冬です
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水仙 (白桂)
2021-01-25 21:42:30
つわぶきさま こんばんは。

男性の句でなくやはり生活の句は女性。
視線にやさしさをかんじます。
そして、禅問答のような小難しさもなく。

雪中花とは言い得て妙。白い花と雪とそして濃い緑を
無駄のないすっきりしたはなですね。


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