行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤマユリ

2022-08-09 20:00:30 | 花,植物
7月中旬、
山野の散歩道にヤマユリが濃厚な香りを漂わせていました。


ヤマユリ(山百合)。
日本特産のユリ、本州の近畿地方以北に分布し、
山地、山野の林縁や草地に自生します。


花期は7 ~ 8月、
茎の先に一~十 数個の白い花を横向きに咲かせきす。
ヤマユリ、発芽から開花までには少なくとも5年はかかり、
また株が古いほど多くの花をつけるとのことです。


花は15~18cmの大輪、ユリ科の中でも最大級の大きさです。
花の重みで茎が弓なりに傾き、
花が地面に触れるほどに垂れている姿がよく見られます。


6枚の花被片が、外に弧を描きながら広がります。
花被片の内側中心部には黄色の太い筋があり、
その周囲に紅褐色の小さな斑点が多数散りばめられています。


大株が10個ほどの花をつけていました。
よく見るとその2つほどの花の中心部に、
コチャバネセセリ夏型が吸蜜をしています。
コチャバネセセリ夏型の発生とヤマユリの開花時期がほぼ重なり、
大輪花の中に小さなコチャバネセセリが吸い付くように吸蜜しているのをよく見ます。


山斜面から頭上に、
つき出るようにヤマユリが花をつけていました。


斑点がほとんどない純白に近いヤマユリの花がありました。
ヤマユリの変わりもの、品種のようです。
コメント
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