行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雌雄シオカラトンボ

2022-08-15 20:00:00 | 昆虫
7月の散歩道に写したシオカラトンボを並べて見ました。
夏の山野にもっともよく見られるトンボ、
メスは俗にムギワラトンボと呼ばれます。


シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)のオス。
翅に傷みもないきれいな個体がいました。


シオカラトンボは日本全土の湿地やため池などに
ごく普通に見られ、日本では最もよく親しまれているトンボです。


雄は成熟するにつれて、胸部から腹部前方が灰白色の粉で覆われ、
複眼が青色になります。
白い粉を塩に見立てて、シオカラトンボの名前です。


シオカラトンボの未成熟なオス。
メスや未成熟のオスの体色は黄色に小さな黒い斑紋が散在し、
俗にムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)と呼ばれます。
この個体、腹部下部の副性器からオスとわかります。


シオカラトンボの未成熟なメスです。
未成熟では腹部下部を確認しないと雌雄の区別は難しい。


成熟したメス。
いわゆるムギワラトンボです。
子供の頃はシオカラトンボとムギワラトンボは別の種と思っていました。
成熟すると雌雄で体色がずいぶん違ってきます。


成熟したメスを大写しに、
成熟したメスの複眼は緑色です。


田植えから一月半、すっかり大きくなった稲葉に
雌雄のシオカラトンボが接近してとまっていました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする