浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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イチブトゼンブ

2009-08-04 23:18:00 | やっぱり音楽がいる
ビットレートを上げに上げて取り込んでも、やっぱりCD直で鳴る音とは段違いな差が出るこの音作りにまず敬服したい。

CD直で鳴らたのを聴いてしまうと、パソコンに取り込んだ後の音は物足りなくて仕方ない。当然だが、プレイヤーも再生専用機で鳴らしたら、それはまた痺れる音が出るに違いない。やはりパソコンはあくまでそこそこの事がそこそこに出来るだけの箱なんだよね~。



グレコリー・クラークの「10万年の世界経済史」を読んでいるのだが、全然しっくりこない。一体何が言いたいのか。マルサスの罠?人口が減ると生活水準が上がる?

極めてマクロな話しとミクロな話しがごっちゃになっている感じがしてならない。どうして、中世のイングランドと、聞いたこともない、なんとか族と云うどこでどんな暮らしをしてる人たちを比較して正しいとか正しくないとか言っているのだろうか。

様々な集団の労働時間を比較したりしているけど、漁労や狩猟はたまた農業をしている人達はそれなりに合理的な季節と時間を選んで行動しているのであって、倍の時間働けば収穫が倍になる訳ではないと思う。こんな当たり前の事を無視してイギリスの近代の工業化された第二次産業に従事する人達と比較する事に意味があるとは思えない。

どこかでちゃんと説明があるのだろうと信じて読み進んでいるのだけど、なんだかそんな気配からどんどんと遠くなって、内容はますますくどくなってきた。

人類全体では、過去からずっと人口の増加を続けてきた訳で、地理的、政治的なムラはいろいろとありながらも、まだまだ均衡に至ってはいない確実な証拠であると思う。
マルサスが言っている事が正しいとするなら、地球全体で生活水準が一定になって、人口増大が止まる点まで、僕らは増え続ける。どこかで暮らすなんとか族や、国や地理的制約による格差は最終的にはなくなるだけの話しだと思うのだが、読み方間違ってますか?


もしかしたら読むの辞めちゃうかも。