五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

津波の脅威

2011年03月22日 | 日々のつれづれに
福島から友人の父親の葬儀に来たというご夫婦にお会いしました。
奥様のご両親と4人で、エスティマに乗って山梨まで来られたとか。

何とご主人が働いていた会社が津波に襲われてしまい、ご自宅もクルマから家財まですべて流されて4日間も連絡がつかなかったとか。
おまけに例の原発から10キロメートル範囲内だったので、単身赴任先の家から避難せざるを得ず、今は奥様の実家の新潟に住んでいるそうです。

ヘリコプターの飛んでいる位置からでさえその恐ろしさが伝わってくる津波ですが、建物の3階に迫るような高さの津波を自分の目線の高さで見る恐ろしさたるや、とても口では表せないほどのものだそうです。

地震の瞬間に電源が切れてしまい、外部との連絡手段がすべて奪われてしまったために、自分の身の回りのことしかわからない状態というのが、とても不安なものだったという言葉も現実感がありました。
例のヘリコプターからの画像というのも、新潟のご実家に行ってから初めて見たんだそうです。

来月には工場の点検のために福島に戻らなければならないそうですが、奥様は「放射能が心配で」と言っていました。

新潟はガソリンが不足していて、片道分の容量で山梨に来たといっていました。
幸い、山梨はそこまで逼迫していないので、安心して満タンにして帰ってもらいたいと思います。

山梨に着いたとき、予約していたホテルが計画停電中で、6階の部屋まで階段を歩いて上がるハメになったのも「珍しい経験をした」と笑っておられました。
山梨までの高速道路はガラガラだったそうですが、明日の帰りも気をつけてお帰りいただきたいと思います。
コメント (2)
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