五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

白票

2014年12月01日 | 日々のつれづれに
いよいよ衆議院議員選挙(以後衆院選)が始まります。

ごぞんじのように衆院選は当選者1名の小選挙区(定数300)と全国を11の比例ブロックに分けた比例代表制選挙区(定数180、以後比例区)の二つの選挙が行われます。
小選挙区と比例区の重複立候補を許す並立制という制度への不満はさておいて、選挙区の有権者数の違いによって「一票の格差」が叫ばれ違憲騒ぎにもなっているのに、自ら正そうとしない国会と政府が勝手に(?)行ってしまった今回の解散・総選挙を見ると腹立たしさしか感じません。

消費増税だって当時の野田首相と自民党(野党)との約束で議員定数を削減する、という約束をしたうえで当時の衆議院を解散して選挙をしたはずなのに、自民党が圧倒的な第一党を獲得したあとは、カタチばかりの0増5減を実施しただけで、議員歳費の削減すらしようとしない。

今回の山梨の選挙区割りは3つの区から2つの区に統合されて、新たな枠組みでの選挙が始まりましたが、党の準備不足もあって投票したい人がだれもいないような場合、どうすればいいのでしょうか。

投票所に行かないのも「政治に無関心」ととられてシャクなので、少なくても投票率を維持するためには、投票所に行って白票を投じることが考えられますが、白票はあくまでも無効票なので選挙の結果には何の影響も与えません。
政治不信を感じる有権者が投票所に行かない原因の一つにもなっていると思いますし、いわゆる「組織票」が我が物顔に跋扈する一因とも思うのです。

そこで、私は白票を立派な有権者の権利行使の証になるように、また立候補する候補者を「こぴっと」させるために、白票も有効票とすることを提案します。

すなわち、

・小選挙区で白票が第一位になった場合、当選者なしとする。
・第2位の候補者が法定得票数を上回っている場合、その候補者を繰り上がり当選者とする。だれも上回るものがいない場合にはその選挙区は欠員とする(当然、欠員の分には歳費がかからない)。
・比例区は白票の合計も一つの政党とみなして議席をカウントし、その分の議員数は欠員とする(当然、欠員の分には歳費がかからない)。

政治の空白を指摘する向きもあるかと思いますが、そのくらいしないと議員に対するインパクトは与えられませんよ。
票より少ない得票しか取れない候補者なんて期待できません。
いやなら、しっかりとした政策を立てて、選挙戦で訴えて得票し、当選すればいいんです。

支持政党なしの人たちがこぞって白票を投じたら、日本の政治はずいぶんと変わったものになると思います。
コメント
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