松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

自分に期待したいと思います

2006-01-01 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
元旦の東京はとても寒いです。
小雪がチラついても
おかしくないくらいの底冷え。
うーん、4日に予定している
仲間内での合同自主練のお天気はどうでしょう。
ということで、今年も「日日是導引」です。

今年の「導引はじめ」は
意識導引と站トウを中心に形ばかりのものに。
単鞭、懶扎衣、白鶴亮翅など、陳式を中心に。
あとは歩法のチェックをしたり、
雲手を楊式と陳式、孫式とそれぞれ15分ずつ。
室内でできることは限られてしまいます。
午前と午後、そしてお風呂前にと、
回数だけはコマメに増やしてみていますが、
これからはもっと意識を集中して行う練習を
心がけるべきなのでしょうね。
量を増やすだけでは不足していると思います。

この2年くらいは緊張感対策に
煮詰まったりしながらの我慢の日々でした。
教室の練習だけでなく
生活全体から見直しました。
自分がいつどんな時に
緊張するのか、しやすいのか。
それはどのような緊張感なのか。
その緊張を解くために
何をどのように試みたか。
その効果はあったか。
常に意識しながらチェックしていきました。
本人は真剣ですが、
普通の人なら呆れてしまいますよね。
何もそこまでしなくても…って。
なんでそこまでやるのだろうと、自分でも思います。
でも苦にならないんです。
導引が好きだからなんでしょうね、たぶん。
いや、好きというよりも
自分の一部分みたいになりつつあるのかな?

日々取り組むものというよりも、
自分とともにある自然な感覚かもしれません。
ですが、それは今このときに限って
言えることなのかもしれません。
明日になれば状況が変わっていたりするのかも。
きっと、それもまたよしなんだと思います。

最近、自分に期待することを覚えました。
少しずつですが、新しい楽しみ方を
覚えつつあるみたいです。