家内の歯科医院の治療に伴い、駅前に私達夫婦は出かけた。
駅前で家内と別れ、私は本屋に寄った。
あれこれと探しあぐねた末、倉嶋 厚・氏の『花の季節のノート』(幻冬舎)を購入した。
この著作者は昭和60年頃、NHKのお天気情報の番組で気象キャスターとして出演されて折、
テレビで拝見した限り、穏やかなお人柄に私達夫婦はファンとなった。
平成14年に『やまない雨はない』がテレビで紹介されたのを家内が観て、
珍しく私にこの本を買ってきて、と云ったりしていた。
私は会社の帰りに本屋に立ち寄った後、
読みはじめた・・。
奥様の急逝により、心が不安定になり、回復されるまでを描かれていた。
今回、手にした本は、家内との待ち合わせ場所の『ドトール』で開いた・・。
右ページに著作者のその花に対する想いが綴られて折、
左ページには写真家・平野隆久・氏の心のある一葉が掲載された構成である。
著者の今までに過ごされ日々に於いて、感じ取った心の行方を淡々と認めている。
私はその花を思い、まぎれなくこのお方の心の発露に深く心を揺さぶられ、
煙草を手に取ったりした。
10数ページを読みはじめたばかりであるが、
政治、経済、社会の喧騒の昨今、こうしたひたむきでしなやかな心に根ざした心情に、
私は限りない美を感じる。
駅前で家内と別れ、私は本屋に寄った。
あれこれと探しあぐねた末、倉嶋 厚・氏の『花の季節のノート』(幻冬舎)を購入した。
この著作者は昭和60年頃、NHKのお天気情報の番組で気象キャスターとして出演されて折、
テレビで拝見した限り、穏やかなお人柄に私達夫婦はファンとなった。
平成14年に『やまない雨はない』がテレビで紹介されたのを家内が観て、
珍しく私にこの本を買ってきて、と云ったりしていた。
私は会社の帰りに本屋に立ち寄った後、
読みはじめた・・。
奥様の急逝により、心が不安定になり、回復されるまでを描かれていた。
今回、手にした本は、家内との待ち合わせ場所の『ドトール』で開いた・・。
右ページに著作者のその花に対する想いが綴られて折、
左ページには写真家・平野隆久・氏の心のある一葉が掲載された構成である。
著者の今までに過ごされ日々に於いて、感じ取った心の行方を淡々と認めている。
私はその花を思い、まぎれなくこのお方の心の発露に深く心を揺さぶられ、
煙草を手に取ったりした。
10数ページを読みはじめたばかりであるが、
政治、経済、社会の喧騒の昨今、こうしたひたむきでしなやかな心に根ざした心情に、
私は限りない美を感じる。