夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

我が家でも、五穀米(ごこくまい)を遅ればせなから、愛食して・・。

2012-07-11 08:35:03 | 食べ物、お酒
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

過ぎし3か月前の頃から、朝食のご飯に五穀米(ごこくまい)を入れて、頂いている。

昨今、健康食ブームにより五穀米、十穀米が身体に良いとされいる。
もとより五穀米は、古来は稲・麦・粟・稗・豆などであったりしたが、
ここ10年は、稲・畠稲・麦・小麦・蕎麦・粟・黍・蜀黍・稗・大豆・赤小豆・緑豆
蚕豆・豌豆・ささ豆・へん豆・刀豆・胡麻・よくい等から、
適度に選定されている、と『農業全書』で明記されている。

我が家の最寄りのスーパーでも、お米のコーナーに於いて、
五穀米がさまざまな組み合わで10種類ぐらい販売されている。

我が家では朝食用に、1合半の白米を研(と)いだ後、
五穀米の小袋となった一食分を入れている。
こうした小袋が5食分から15食分ぐらいが、ワンセットとなった物を買い求めている。

私たち夫婦は、共通趣味のひとつとして、国内旅行であり、
ときたま旅を重ねているが、数年前の頃に、宿泊した観光ホテル、旅館で、
朝食の時に、五穀米もありますよ、と仲居さんから言われて、頂いたりした。


私は東京の郊外に1944(昭和19)年に農家の三男坊として生を受けた。
祖父、父が中心となり、程ほど広い田畑を小作人だった人のご厚意に助けられながら耕したり、
竹林、雑木林を維持管理していた。

確かこの当時は、殆ど毎日、米の白いご飯、ときには小麦を混ぜて頂いていた。
或いは、ときおり小麦を精米し、粉状にしたのを父が『うどん』にし、母がゆで上げて、
家族そろって頂いていた。

或いは祝い事、年末には、精米した糯米(もちごめ)で餅にして、
食べたりしたのが、私の幼年期の記憶に残っている。


2004〈平成16〉年の秋、中小業の民間会社に35年近く勤めて定年退職後、
我が家の朝食は、白米のご飯、ワカメの味噌汁、
そして季節に寄り、春菊のゴマ和え、カブの醤油漬、コブの佃煮、海苔(ノリ)が五枚・・
ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の『一汁三菜』が心身の波長に合い頂いている。

このような状況が多いが、夕食は別格として、昼食はその日に応じて食べたりしている。
お蕎麦(そば)、うどん、スパゲティなどを頂いたりしている。

或いは私は食パンにマーガリンを付ただけで、
家内は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、二枚ばかり食べたりし、
お互いにコーヒーを飲みながら頂いている。

このように食事の内容であったが、過ぎし3か月前の頃から、
朝食の白米のご飯の中に、五穀米が入り、彩(いろど)り鮮やかなご飯となっている。

そして幼年期でも黍(きび)、稗(ひえ)などが無知であった私は、
ゆっくりと幾度も噛(かん)だりし、口の中で五穀の風味が相乗効味となり、
美味しく頂いている。


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