夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

三寒四温の時節の中で、ときには東京の郊外は3月上旬のような陽気に恵まれて・・。

2015-01-25 13:59:27 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後35年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私は東京郊外の北多摩郡神代村(現在・調布市の一部)に1944年〈昭和19年)の秋に、
農家の三男坊として生を受け、私が今住んでいる近くに生家もあり、
この地域に私は結婚前後の5年ばかりを除き、65年近く住んでいる。

こうした中で昨年の12月頃から平年より寒く、
我が家の小庭の水仙(スイセン)も莟〈つぼみ〉も見えず、白梅(ハクバイ)、そして紅梅(コウバイ)は莟〈つぼみ〉が固く、
平年より数週間は遅れているのかしら、と苦笑したりしてきた。

もとよりこの時節は、過ぎしの5日に『小寒(しょうかん)』を迎え、寒さの始まりの『寒の入り』と伝えられ、
この頃から寒さは厳しくなり、その後の1月20日には『大寒(だいかん)』を迎えて、
一年で最も寒い時期と古来から伝えられている。

そして『小寒』から『大寒』までの15日間、
その後の『大寒』から2月4日の『立春(りっしゅん)』までの15日間の合計30日間を『寒の内』と
古人から長らく伝えられてきている。

『寒の内』と称せられる『小寒』、『大寒』そして『立春』までの時節は、
旧暦であるので、今の暦(こよみ)に於いては2月中旬頃から始まると思われるが、 私の住む地域でも寒い時節となる。

こうした中で平年ならば、1月には小庭の片隅に於いては、水仙の花は咲き冬麗の美を感じ、 
                                          
やがて2月中旬には白梅は凛とした純白の色合い、紅梅は華やかな朱紅色の色あいを見せてくれるので、         
早春の美だ、と思いながら毎年過ごしてきたのである・・。


一昨日の23日の昼下りの時は、暖かな12度となったり、3月上旬のような陽気に恵まれ、
南の暖かな風に運ばれて、早春が訪れた、と微笑んだりした。

しかし昨日の24日は、ときおり北風が吹く中、曇り空となり8度ばかりとなり、平年並みかしらと微苦笑したり、
或いは過ぎし日の21日には、朝の9時過ぎから霙(みぞれ)が予告もなく午後1時過ぎまで降り、
その後は小雨が降り、最高気温でも4度ぐらいの寒い一日となったりした。

こうした中で、やはり三寒四温の時節だよだねぇ、と心の中で呟きながら、微苦笑を重ねたりしてきた・・。


本日、10時過ぎに買物に行ったり、その後は自宅の付近を散策したりしたが、何かしら暖かさを感じたりした。
そして風もなく、早春のひとときを享受したりした・・。

やがて自宅に戻ると、地元の天気情報は昼下がり12度の暖かさを迎え、
3月上旬のような陽気、と報じられていた。

この寒い時期は、私は暖かさが何よりの恵みょ、と思ったりしているので、
天上の気候の神々の采配に感謝しながら、青空を見上げながら、両手を合わせたりした・・。


やがて2月下旬になれば、玄関庭にある白梅が、遅れてご免なさい、と言ったように、
恥じらいながら10数輪ばかり咲き、
その後は澄み切った青空で陽射しは燦燦(さんさん)となる中で、小庭の白梅は数多くの莟〈つぼみ〉か大きく膨らむ。

そして3月を迎えれば、予告もなく南の風が吹き、、
私は三寒四温の時節は、女の子が全国的に祝賀される『桃の節句』で終わりにしてょ、と毎年心の中で願ったりしてきた。

その後、南の風が吹くたびに暖かさを増して、
一週間前を過ぎた頃から、主庭の水仙、白梅は満開となり、やがて紅梅に咲き、
我が家の小庭は遅ればせながら水仙、白梅、紅梅が彩(いろど)られてるのが、毎年の習わしとなってきた。
                                           

このように思い馳せたりして、冬晴れの陽射しの中で、ぼんやりと佇(たたず)んだりし、
果たして、この先の天上の気候の神々の采配は、どのようになるの、と私は青空を見上げたりしている。


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コメント (2)
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