夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「1日1万歩」は逆効果? 健康に良い歩き方を学び、私は戸惑いながら、やがて微笑んで・・。

2016-04-06 16:00:33 | ささやかな古稀からの思い
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。

東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭となっている。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

日常の午前中は、定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のように独りでスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、やはり独りで自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

午後の大半は、随筆、小説、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。

こうした日常は、小庭の手入れをしたり、家内と駅前とか都心に買物、家内との共通趣味の国内旅行、
或いは冠婚葬祭以外は、殆ど変らず年金生活を早や12年生となっている。

本日も平素の買物を終えた後、独りで自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策したりした・・。
            
            ☆掲載した写真は、昨日の午前中、絹糸のように降る菜種梅雨がやんだ直後の情景、
            そして本日、快晴の中、散策した時の情景である☆

昼下がり、ネットでニュースを彷徨(さまよ)っている中、
【 「1日1万歩」は逆効果? 健康に良い歩き方を紹介 】と見出しを見て、
どうしてなのょ、と私は戸惑いながら、記事を精読した。

この記事は【NEWS ポストセブン 】に於いて4月6日に配信され、
原文は、『女性セブン』2016年4月14日号に掲載された記事のひとつであるが、
無断ながら転載させて頂く。

《・・健康意識の高い人ほど、「毎日1万歩、歩けば健康になる」「歩けば歩くほど健康になる」などと考え、
家事や散歩などを通して積極的に歩こうと励んでいることだろう。
確かに、健康目標として「1日1万歩」は一般的に広まっている。

しかし、そんな世間の“常識”に「NO」を突きつけるのは、
東京都健康長寿医療センター研究所 医学博士で、『やってはいけないウォーキング』(SB新書)の著書がある青幸利さんだ。

「実は、1日1万歩以上歩いていても、健康を害してしまうことがあるんです。
            

たとえば、ある旅館の、77歳になる女将さんは、
毎日1万歩以上歩いていたにもかかわらず、骨粗しょう症になってしまいました。

というのも、女将さんが歩いていたのは館内だけ。
着物を着ているため小股で歩いており、歩数は多かったのですが、歩き方の“強さ”が足りなかったんです。

充分な強さのない静的な動きの場合、疲労しやすくなりますし、骨や筋肉に刺激が少ないので、
骨粗しょう症や要介護になるリスクの高いロコモティブシンドローム(運動器症候群)になる危険性があります」
            

さらに、70歳のある男性は、毎日愛犬の散歩をしていたにもかかわらず、うつ病を患ってしまったという。
その男性は犬の散歩で疲れてしまい、それ以外の時間は、ソファで横になって過ごしていた。

「自分は毎日散歩している」という思い込みで安心してしまい、
実際には日々の運動量は、不充分で不調をきたしてしまったのだ。

すなわち、「1万歩歩いているから」「毎日歩いているから」という自己判断はアテにならないのである。
            

青さんは、自身の故郷・群馬県中之条町の住民5000人に協力してもらい、
身体活動計を装着して15年間、24時間365日、行動を調査した。
その結果、健康寿命がグンと延びる究極のウオーキング法が見つかったという。

「正しいウオーキング法は、『歩数』と『運動強度』という2つの観点から考えなければなりません。
今まで歩数を気にしていたかたは多かったのですが、ほとんどの人は、強度を考えていませんでした。

強度とは、重力に逆らって上下運動する際に起こる刺激のこと。
これが、骨密度や筋肉量の維持に、大きな影響を与えます。

中之条町の住民の膨大なデータを分析したところ、
理想的なウオーキングは、ずばり1日の総歩数8000歩、
そのうち20分間は、中強度の歩行をすることだとわかりました」(青さん)

「中強度の歩行」とは聞き慣れないが、どれくらいの強さなのだろうか。
            

「“なんとか会話ができる程度の速歩き”のことです。
鼻歌が歌えるくらいの状態だと、遅すぎますし、
競歩などのように、会話ができないほどの歩き方だと速すぎます」(青さん)

正しいウオーキングを行えば、要介護生活、うつ病、認知症、脳卒中、心筋梗塞などの
心疾患などの万病の予防が期待できるという。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
            

私は2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で直ちに年金生活に入り、
現役サラリーマン時代は悪戦苦闘が多かった為か、解放感で高揚したりした・・。

そして年金生活を当初は、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりした。

こうした中で、純米酒の辛口が好きの私は、晩酌の時は現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或いはビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んだりした。

ときには日中に小庭のテラスに下り立ち、簡易椅子に座り、缶ビールを呑みながら、
最後の出向時代の5年間は、何かと大変だったなぁ、と思い重ねたりした。

この結果、身長は170センチ、体重は70キロだった私は、毎年少しずつ体重が増えてしまった・・。
         
この当時の私は、朝食は白米のご飯を腹いっぱい食べながら、インスタントのワカメの味噌汁、
コブの佃煮、ラッキョの塩漬け、福神漬けなど、
そして魚を煮たり焼いたりする代わりに、せめてと思いながらシャケの瓶づめ、或いは鯖(サバ)の味噌煮の缶詰が、
日々貫徹のように食べたりしていた。

私は幼年期に農家の児として育ったので、齢ばかり重ねた今でも、
ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』が、
何かと心身の波長に合ったりしていた。

そして夕食は牛肉、豚肉、ラム肉、鶏肉などをそれぞれの日に於いて、たらふく食べたりしてきた。
                                             
        
やがて2008年(平成20年)の秋に健康診断を受診した後、肥満体と診断されたり、
その後の2010年(平成22年)の秋に健康診断の結果、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記され、
私は青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを頂いたりした。

そして医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。

この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。

       
そして朝食前、夕食前に大きな皿にキャベツとニンジンの千切りした盛り合わせを大皿で食べたりしている。
こうした結果、朝食のご飯は半分ぐらいとなり、夕食の食べる肉も減少した。

これ以来、キャベツは愛食となっているが、寒さを感じる時節は、電子レンジで少し温めて、
ミッカンぽん酢か、ときにはもずく三杯酢をかけて盛大に頂いている。

しかしながらキャベツは、もとより農作物であり、天候の不順で不作の時はスーパーなどの店頭にない時は、
サニーレタス、或いはタマネギを代用している。

タマネギの場合は、スライスし、ワカメであえて、ミッカンぽん酢をかけて、盛大な前菜としている。
                       

そして私は晩酌の缶ビールの350mlを2本さえも取りやめて、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。

昼食は婦女子のようなフルティ・ランチで、リンゴを一個、そして柿一個としたり、
或いはフランスパンを4分一ぐらい食べたりした。

その上、散策は時速3キロぐらいの歩みから、時速6キロぐらいのウォーキングとなり、
汗をかきながら最低30分は歩き廻り、ほぼ毎日していた。
            

この結果、体重は74キロとなり、4キロばか減少し、
ズボンの腰回りも楽になり、ベルトについている穴も2つばかり減り、
何かしら身体が軽快に成ったと微笑んだりしていた。
          
この間、私は最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、2011年(平成23年)の3月の初旬であった。
                                         
かって呑兵衛と自任してきた私は、平素の夕食に煎茶でもまったく違和感が感じることなく、
過ぎている・・。

このように私は20代から何かと日本酒、ビールを中核にワイン、ウィスキーも呑んできたが、
歌を忘れたカナリヤのようにアルコールから遠ざかり、
国内旅行、冠婚葬祭、或いは懇親会、そして我が家で週に一度ぐらい呑むぐらいとなり、激少となった。
            

この後、国内旅行で家内と共に各地を幾たびも行ったりすると、
やはり宿泊処で地酒を呑んだりしてきたが、体重が増えてしまった。
          
やむえなく糖分の多い日本酒とお別れして、ウィスキーに氷を入れただけのオンザ・ロックとし、
弱くなったので少しだけ水を入れた濃いめの水割りで呑むこととした。

そして糖尿病と宣告されて以来、 冠婚葬祭、懇親会、国内旅行など以外は、
原則として自宅で呑むのは、5日に一度ぐらいとなっている。

ここ数年は、お世話になっている最寄の内科専門医院に4週間毎に定期健診を受けているが、
ここ3年ぐらいは悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はほぼ優等生となって、
改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
            

そして私は世の中に数多くの健康食品よりも、キャベツ、タマネギ、ブロッコリーをこよなく愛食して、
早や5年生となっている。
                    
私はこれまでの60代の10年の日々は、幸運にも大病に遭遇せずに過ごしてきたが、
健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わない。
そして私自身の糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症である。

こうした根底があり、自宅の周辺3キロぐらいの中の住宅街の道、遊歩道、小公園などを
ひたすら歩いたりする中で、 季節のうつろいを享受している。
            
私は何かとスポーツが苦手で、特にこれといったこともせず、
散策する程度で、ときおり早足のウォーキングの真似事をする程度となっている。

こうした時の私の容姿は、上半身はスポーツシャツが多く、下半身はアウトドアの丈夫な長ズボン、
ウオーキング・シューズとなっている。
そして紳士バックを園児に真似て、斜め掛けして、颯爽と歩いたりしている。

しかしながら余りにも早足で歩くと、周囲の情景が視えなくなるので、時速4キロぐらいが多くなっている。
            

こうした中で、私は歩きながら、うつろう情景に心を寄せ、瞬時に魅了された情景にめぐり逢うと、
一期一会ですよねぇ・・と感じて、デジカメで記憶のかたみ、として撮ったりしている。

或いは過ぎ去った日々に愛惜を深めたり、本日もこうした風景にめぐり逢えたことに感謝をしたり、
これからの未知の明日から日々に期待を膨らませて、楽観プラス思考となっている。

このように過ごしてきた私は、今回の記事を読み、殆ど毎日一時間半ぐらい歩き廻っている私は、
ときおり足早に歩けば、これまで通り歩けば、認知症になる確率は少ないよなぁ・・、
と微笑んだりした。

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コメント (2)
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