夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ひとりのなかで「消費の二極化」の時代、やがて老ボーイの私でも、同じかしら、と微苦笑して・・。

2016-04-22 16:47:18 | ささやかな古稀からの思い
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。

そして東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭となり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

本日も定年後から自主的に平素の買物担当となった私は、
家内から依頼された品を求めて、独りでスーパーを2店ばかり歩いて、買い求めたりした。

その後は、やはり独りで自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを一時間ばかり散策して、
萌黄色に染まった新緑の情景に心を寄せながら、享受したりした。
            

帰宅後、やがて昼食後、ネットでニュースを見たりしていると、
【 900万円のベンツ買いつつ、100円ショップ利用 ひとりの中で消費の二極化 】
と見出しされて記事に、どういうことなょ、と私は好奇心に負けて、記事を精読してしまった。

この記事は朝日新聞出版より発刊されている週刊誌【AERA(アエラ)】に於いて、
2016年4月18日号に掲載された記事のひとつであり、
【dot.】に4月21日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・近年の消費者動向で見られるのが「消費の二極化」。
高い物と安い物、その両極に分かれるということなのだが、最近の特徴は、その二極化が「ひとりのなかで起こる」ということだという。
一体どういうことなのか。
            

テーラーにオーダーしたスーツは、スリープライという3本の糸をより合わせて織ったモヘアのビンテージ生地を使ったものだ。
黒のストレートチップの靴は、シェットランドフォックス、かばんはイタリア製のヴァレクストラ。
全身で74万円とくれば、いやが上にも士気が高まる。

「安物を着ていると、仕事の交渉ごとに影響することもある。
週のうち5日は仕事なので、プライベートより、仕事用のものにお金をかけています」
そう話すのは、外資系企業で営業職を務める30代の独身男性だ。

デザインがいいだけでなく実用性があり、ロゴなどが華美でなく主張しすぎないこと、
仕事の邪魔をしないことが購入の条件。
高価だが、その価値はあると納得しているという。

ところで、プライベートではなにを着ているんですか?
「基本、ユニクロです」
            

近年の消費者行動の特徴について、博報堂コンサルティングの小宮弘行さんはこう説明する。
「ひとりの人の中で、消費の二極化が起こっています」

「これでいい消費」と「これがいい消費」。
「こだわり」に対しては、財布のひもが緩むという傾向が、長く続いている。

2006年に行われた経済産業省の「生活者の感性価値と価格プレミアムに関する意識調査」では、
76.1%の人が「自分のこだわりがあるものなら、価格が多少高くても購入する」と答えた。
小宮さんによると、この傾向が実に10年、変わっていないという。
            

アエラネットの会員などに、「高価なものを買った経験」について尋ねてみた。
昨年、新型のメルセデス・ベンツを900万円で購入したという50代の男性は、
普段は質素で100円ショップなども利用するという。

「中古の国産車に長年乗っていましたが、50歳を過ぎて運転能力も落ちてくる。
ベンツに乗ってみて、安全性能の高さに感心した。
真の安全性にお金をかけるのは、ありかと感じました」

2万円の電動歯ブラシを購入した女性(35)は、子育て中。
「常に時間に追われる生活。
短い時間でも、しっかり歯を磨いて、虫歯を予防することが大事だ、と思い購入を決意しました」

「将来の自分の納得」も「高い買い物」の背中を押す役割を果たしているようだ。(アエラ編集部)・・》
            

私は記事を読み終わった後、やはり現役サラリーマンで第一線で活躍されている御方・・
私が予測した以上に、御気に召した品は高価でも買い求める、と学んだりした。

そしてプライベート面では、安楽で手軽な品を買い求めている、と知ったりした。

同一人物でも外面、内面に於いて、「消費の二極化」の時代を初めて私は教示された。

私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした状況であり、サラリーマンを卒業して、年金生活をして早や11年半も過ぎ、
ひとりのなかで「消費の二極化」の時代、と学んだりしても、遠い世界の出来事のように思えたりした。
            

やがて私は、恥ずかしながら少しだけ、私でも「消費の二極化」があるよなぁ、と微苦笑したりした。

私は家内の指示で、齢を重ねると衣服はだらしがないと恥ずかしいわょ、と叱咤されて、
私は家内と共に、年4回ぐらい都心のデパートで、程ほどの品を買い求めたりしてきた。

懇親会、旅行などを目的として、幾つかのブレザー、長ズボン、コート、スポーツシャツなど、
少し私としては高いじゃない、と思いながら購入している。

しかしながら私は根がケチな為か、外出着から、やがて買物、散策する時、
その後は室内の普段着、そして最後には小庭の手入れに愛着することが多いのである。

こうした反面、私の下着、靴下などは、冬の旅路する時以外は、
駅前にあるスーパーの衣服フロアーで、私は積極果敢に下着は2枚で1500円、
靴下は3足で1200円などを買い求め、家内は苦笑したりしてきた。

このように老ボーイの私でも、時代に即応して「消費の二極化」に準拠している。

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コメント (2)
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