夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには小庭の手入れ、私たち夫婦は4時間ばかり奮戦する中、体力の衰えた私は・・。

2016-04-09 15:02:27 | ささやかな古稀からの思い
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。

そして東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭となっている。

こうした中、雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

昨日の夕食の時に、私は家内に、『明日、庭の手入れをするよ・・』と言ったりした。

過ぎし3月26日に私は今年初めての草むしりをしたが、この後も雑草は元気よく繁ったり、
落葉樹は芽吹きが終わり、幼い葉をたわわなに新緑の状景となり、
常緑樹も古き葉の一部は落葉し、新芽が伸びて、新旧交代ですょ、と状態となっているで、剪定もしない、
と私は思い立ったりした。

『そうよねぇ・・早めに手入れをしないと・・樹も伸び放題に成りますからねぇ・・私も手伝うから・・』
と家内は微笑みながら言ったりした。
            

我が家の敷地は変形5角形で、家屋を建つと、玄関庭と主庭となり、
原則として小庭の手入れは私の責務の範疇であるが、蚊(か)の出る5月下旬頃から10月頃までを除き、
体力の衰えた私を見かねて、ときおり家内の支援を受けることもある。

我が家の小庭の樹の剪定は、ご近所のお宅の殆どは植木屋さんに年に数回依頼しているが、
我が家は私たち夫婦が自己流で樹木の剪定しているのが、私が定年後、ここ12年目の実態となっている。
                
                
私が2004年(平成16年)の秋に定年退職した以前は、
5年ごとに植木屋さんに依頼するたびに、枝葉の処分料が多かった為か50万円前後を要してきたが、
この間は私がこっそりと植木屋さんの剪定した状況を物真似をして剪定してきた。

そして私が定年後まもなくして、ご近所より少し広い我が家は、
植木屋さんに年に数回依頼すれば、数10万円と教えられたりした。

こうした時、家内は私たちの旅行3泊4日が2回ぐらいできるわ、と言い、
小庭の手入れは私の責務の範疇であったが、年に数回は家内の手助けを借りている。
                                                      

今朝、私は昨夜は深夜まで8日当日発売された『文藝春秋』(5月号)読んだりしていた為か、
起床したのは6時過ぎで、居間に行くと、
すでに家内は庭の手入れ用のトレーナー姿にエプロンした容姿だったので、
『遅れをとった・・早く食べて庭に出るからねぇ』
と私は家内に言い訳をしたりした。

そして私は朝食を頂きながら、地元の天気情報を視聴したりした。

朝の6時は11度、昼下がりは21度前後、夕方の6時は18度前後、
快晴の日を迎え、5月中旬のような陽気になります、と報じられていた。

やがて私たち夫婦は6時半過ぎに、玄関庭に下り立った・・。

こうした時の私の容姿は、ストレッチパンズの長ズボン、着古したスリーシズン用のスポーツシャツ、
ウォーキング・シューズ、帽子、滑り止めの軍手をし、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにしている。

家内はトレーナー姿にエプロンした容姿でタオルを姉さん被(かぶ)り、
ウォーキング・シューズの万全な容姿で、滑り止めの軍手をしている。

そして私は買い求めた切れ味抜群の鋸(のこぎり)を右手に持ちながら、
適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

家内も剪定用の高枝鋏(たかえだ・ばさみ)を右手に持ちながら、伸びきった枝葉を切り落としたり、
或いは剪定鋏(ハサミ)を使ったりしていた。

私は71歳で家内は66歳の高齢者夫婦に該当するが、それぞれ奮戦すれば2馬力だよなぁ、
と私は心の中で呟(つぶや)いたりした。
                   

私は何にかと暑さに苦手であるが、心地よい陽射しを受けながら、
ときおり吹く風は、そよかぜよりも薫風と感じながら、奮闘したしたりした・・。

やがて我が家の歩道に面した垣根のカイズカイブキ、アカネモチ、ツバキ、
或いは小庭にあるサカキ、モミジなどを剪定したりした。
              

私は若き40代の頃は、数多いの雑木は樹高10メートル前後にしていたが、
齢を重ねた60代の頃から、樹高3メートル前後ぐらいにしなければ、
手入れが困難になる、と家内の助言に基づいて、小ぶりに剪定したりしてきた。

しかしながら私は無念ながら体力の衰え、30分毎に簡易椅子に座り、ペットボドルの煎茶を飲み、
5分ぐらい休息としたりした。

そして40代の頃は、55分ぐらい剪定したり、草むしりをして、
5分ぐらい休憩で奮戦していたよなぁ、と私は苦笑したりした。

やがて我が家の樹木を半分ぐらい剪定を終えた後、
散乱している枝葉を市から指定されている『燃えるゴミ袋』のLLサイズ(45リットル入り、有料・10袋入り、840円)に、
袋に破れないように入れる為、家内は枝葉を適度に剪定鋏(ハサミ)で切ったりした。

この間の私は草むしりに専念していたが、やはり樹の下の周囲にある雑草を取ろうと、地面に這いつくばりながら奮戦すると、
やがて泥まみれ汗まみれとなり、苦笑したりした。

しかしながら真夏の熱い時節は、汗はしたたり落ちながら、草むしり、樹木の剪定をするよりは、
遥かに楽で、微苦笑をしたりした。

この後、『XXちゃんさぁ・・やめない?・・ほぼ予定どうり出来たから・・』
と私の方から家内に提案したりした。
            

そして風呂を沸いた頃、家内に先に入ってもらい、
私は主庭に移動して、片隅にあるテラスに簡易椅子に座り、モミジの木陰に身を寄せて、
煎茶を飲んだりした。

私は若き40代の頃は、こうした時はお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗で、
冷酒を二杯ぐらいは呑んで待機していたが、
その後の50代の時は、殆どビールを呑んだりしていたが、
今や煎茶を飲む身となり、やはり齢かしらと苦笑したりした・・。

まもなく家内が居間から、小声で
『お風呂を上がったわ・・選手交代ょ』と私に言ったりした。

『了解致しました』
と私は若き自衛官に負けないように大声で応(こ)えた。

私は体力の衰えてきた中で、ハァ~ィ、と答えるのはボケてきたと思われるので、
たとえ夫婦間であっても、せめて返事ぐらいは清く正しくしている。

やがて私はお風呂場に向かう途中、市が指定された我が家の門扉の内側に、
『燃えるゴミ袋』のLLサイズが6袋あり、私はお互いに健闘したよなぁ、と私は微苦笑したりした。

そして私は家内の奮闘に鼓舞されて動き回ったなぁ、
と思いながらお風呂場に向かったのは、昼の12時過ぎであった。

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