私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、結婚前後の5年を除き60年を超えている。
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
今朝の7時過ぎに玄関の軒下で、小雨降る玄関庭の樹木を眺めたりしていると、
少し寒いじゃないの、と思ったりした。
この後、地元の天気情報をネットで見たら、
朝の6時は4度、昼下りは4度、夜の6時は4度、
午前中まで小雨が降り、ときおり霙(みぞれ)、その後の午後は曇りマーク、
このように表示されて、横並びの4度の寒さの一日かょ、と苦笑させられたのである。
一昨日の11月30日は、11月初旬のように秋日和に恵まれて、
穏やかな晩秋の陽射しの中、家内と歩いたりした。
そして昨日の12月1日になると、急激に秋から冬の寒さとなり、
午前中は冷たい雨が降り、昼下がりは曇りとなったが、6度ばかりの寒さとなり、
私は思わず、どうしてなの、と空を眺めながら、天上の気候の神々の采配に戸惑ったりした。
私の住む地域では平年ならば、
落葉樹の多くが紅色、朱紅色、黄色などに染めらる錦繍(きんしゅう)の時節は、
11月3日の『文化の日』の頃から、11月23日の『勤労感謝の日』の頃まで、
その後は銀杏(イチョウ)の黄色に染まり、たわわに落葉するのが12月初旬となり、
晩秋から冬に移るのが毎年の情景となっている。
しかし今年の秋は暖かな日に恵まれたせいか、少なくとも10日ばかり遅れている、
と私は苦笑したりしてきた。
その上、桜(サクラ)、モミジ、ドウタン躑躅(ツツジ)等の朱色を誉(ほ)めたり、
白梅、公孫樹(イチョウ)、コナラ等の黄葉の彩(いろど)る錦繍の情景を観たりしてきたが、
鮮度がなく、何かしら綺麗さが欠け、少し薄汚れたように視えるのである。
このように感じながら、毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受してきた。
そして昨日も先ほども、急速に冬のような寒さの中、
私は薄手の冬のスポーツシャツを着て、その上に冬用のフルーフのトレーナー、
そして冬の長ズボンで身を固めれば、たとえマイナス5度になっても寒さを感じ、
震えることはない、と颯爽と歩き廻っている。
この私の心の奥底には、私の現役時代のサラリーマンの終末期に、
リストラ烈風で出向となった5年間の体験で、ひととき身も心も寒いと感じた時もあったので、
このような4度ぐらいの寒さは、微笑(ほほえ)みながら歩いているのである。
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世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、結婚前後の5年を除き60年を超えている。
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
今朝の7時過ぎに玄関の軒下で、小雨降る玄関庭の樹木を眺めたりしていると、
少し寒いじゃないの、と思ったりした。
この後、地元の天気情報をネットで見たら、
朝の6時は4度、昼下りは4度、夜の6時は4度、
午前中まで小雨が降り、ときおり霙(みぞれ)、その後の午後は曇りマーク、
このように表示されて、横並びの4度の寒さの一日かょ、と苦笑させられたのである。
一昨日の11月30日は、11月初旬のように秋日和に恵まれて、
穏やかな晩秋の陽射しの中、家内と歩いたりした。
そして昨日の12月1日になると、急激に秋から冬の寒さとなり、
午前中は冷たい雨が降り、昼下がりは曇りとなったが、6度ばかりの寒さとなり、
私は思わず、どうしてなの、と空を眺めながら、天上の気候の神々の采配に戸惑ったりした。
私の住む地域では平年ならば、
落葉樹の多くが紅色、朱紅色、黄色などに染めらる錦繍(きんしゅう)の時節は、
11月3日の『文化の日』の頃から、11月23日の『勤労感謝の日』の頃まで、
その後は銀杏(イチョウ)の黄色に染まり、たわわに落葉するのが12月初旬となり、
晩秋から冬に移るのが毎年の情景となっている。
しかし今年の秋は暖かな日に恵まれたせいか、少なくとも10日ばかり遅れている、
と私は苦笑したりしてきた。
その上、桜(サクラ)、モミジ、ドウタン躑躅(ツツジ)等の朱色を誉(ほ)めたり、
白梅、公孫樹(イチョウ)、コナラ等の黄葉の彩(いろど)る錦繍の情景を観たりしてきたが、
鮮度がなく、何かしら綺麗さが欠け、少し薄汚れたように視えるのである。
このように感じながら、毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受してきた。
そして昨日も先ほども、急速に冬のような寒さの中、
私は薄手の冬のスポーツシャツを着て、その上に冬用のフルーフのトレーナー、
そして冬の長ズボンで身を固めれば、たとえマイナス5度になっても寒さを感じ、
震えることはない、と颯爽と歩き廻っている。
この私の心の奥底には、私の現役時代のサラリーマンの終末期に、
リストラ烈風で出向となった5年間の体験で、ひととき身も心も寒いと感じた時もあったので、
このような4度ぐらいの寒さは、微笑(ほほえ)みながら歩いているのである。
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