夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

日本人の老い方を実態データ分析、私は学び、感嘆したり、或いは光明を感じて・・。

2022-09-21 12:04:09 | 喜寿の頃からの思い


 
何かと無知なことが多く、真摯に学びたく、記事を読んでしまった・・。

この記事は、電通シニアプロジェクト代表、社会福祉士の斉藤 徹さんの寄稿文であり、


☆【(斉藤徹) - 個人 - Yahoo!ニュース  】 
日本人の老い方をデータ分析してみた 男性は25%が75歳までに亡くなり、女性は80代で3割が要介護に ☆




私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、

無念ながら病死したりした。

まもなく、知人のひとりの奥様が病死されて、 この知人は『おひとりさま』となり、
私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、
60代で妻が夫より先に亡くなることは、 考えたこともなく、
こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。                                                                      

ここ数年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、いずれも大病で入退院を繰り返した後、
この世を去ったり、 ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、

数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、 
私は震撼させられたりしてきた・・。


こうした中で、私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。




私は過ぎし3年半前、


或いは、こうした後、家内が初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断され、
摘出する手術で入院をして、この後の経過状況、
やがて回復状況も医師より順調と診断され、19泊20日間を得て退院となり、
我が家に生還してきた。


こうした私たちは大病を体験し、いつの日にか体力も衰え、
やむなく介護施設にお世話になる時がくる、と漠然としながらも思案している。



このような私は、今回の記事を学び、感嘆したり、
或いは晩秋期に光明を深めたりしたのは、下記の箇所となったりした・・。



◎『男性は4分の1が75歳までに亡くなる章に於いては、

《・・当然のことながら、全ての人が平均寿命まで生きられるわけでなく、
平均ゆえに約半数の人は、その年齢まで辿り着くことなく、
何らかの理由で死亡することになります。・・


年齢を重ねるにつれて生存割合は下がり、
男性では75歳前後には4人に一人が亡くなり、
平均寿命の81・47年には、半数が亡くなります。

女性は、男性よりも生存割合は高いですが、
それでも85歳には3割が亡くなり、
平均寿命の87・57年までには、半数が亡くなるということです。・・ 》



◎『要介護状態が高くなるのは80代から章に於いては、

《・・健康状態と死亡状態の間に、いわゆる”要介護状態”が存在します。
しかし全ての人が、介護が必要になるわけではありません。

要介護状態とは、脳血管疾患、関節疾患、骨折・転倒、高齢による衰弱、
認知症などを理由に、自立生活が困難になることを意味します。・・ 》




◎『健康寿命が尽きると「要介護状態」ではない章に於いては、

《・・60代後半での要介護認定率は、わずか数パーセントに過ぎません。

要介護認定率が高くなっていくのは、70代後半からで、
80代前半で男性が2割、女性が3割要介護認定されるということになります。

よく健康寿命を過ぎると、要介護状態になるのではないか、
と勘違いされている方がいらっしゃいます。

健康寿命は、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されており、
これは国民生活基礎調査で、現在の健康状態を「良い」「まあ良い」「普通」と回答した人を「健康」、
「あまり良くない」「良くない」と回答した人を「不健康」として健康寿命を割り出しています。

なので、健康寿命は、あくまで健康である状態の平均寿命が、
現在何歳くらいかを示すひとつの指標である、
と考えておいた方が良いかもしれません。

では、実際にどの程度の人が要介護状態になるのか。
気をつけなければならないのは、
実際には要介護認定を受ける前に、
病気など何らかの理由で、その年齢までに亡くなってしまう人が一定数いるという事です。・・》



◎『介護予防が必要なのは圧倒的に女性章に於いては、


《・・男性の場合は、女性と比べて平均寿命が短いために、
多くは要介護状態とならず、死亡していきます。

死亡率を考慮した実介護認定率は、
80歳代で1割程度とさほど高くはありません。
要はその前に、別の要因で男性は死亡しているのです。

それに対して、平均寿命の長い女性の要介護率は高くなる傾向にあり、
80代前半で2割、後半で3割の方が要介護認定を受けています。

このように見ていくと、高齢期の何に備えていくべきかが、
男女で実は異なることが分かります。

男性は、要介護状態になることを極端に恐れる必要はないのです。
むしろ、それよりも死亡要因となる病因を予防するための努力が
大切であることがわかります。

一方、女性は要介護となる確率が、
男性よりも格段に高いことがわかりました。
介護予防の備えが重要なのは圧倒的に女性なのです。・・ 》



◎『死因「ガン」がトップは70代まで、80代からは「その他」がトップ章に於いては、


《・・日本人の死亡要因のトップが、
「ガン(悪性新生物)」であることは良く知られた事実です。

しかし、どの年齢でも常にトップということではなく、
年齢段階に応じて死亡要因は異なります。


男性は、70代前半までは悪性新生物の比率が高いですが、
その後は心疾患(高血圧症を除く)、脳血管疾患、肺炎の比率が
高くなることがわかります。

最も伸びが高いのは、「その他」です。
その他には、「その他の呼吸器系の疾患」「その他の消化器系の疾患」「神経系の疾患」などが含まれます。

女性の場合は、悪性新生物の比率が一定程度高いことがわかります。
 80代後半から増えてくるのは、心疾患、脳血管疾患と老衰です。

老衰とは、加齢に伴うさまざまな身体機能の衰弱に伴う死のことを示します。

老衰は、日本人の死亡要因として悪性新生物、心疾患に次ぐ3位に
この数年浮上してきています(それまでは脳血管疾患が3位)。

何らかの病気による死亡ではなく、衰弱による死亡が多いという事実は、
裏返せば、それだけ日本の医療技術の向上の結果であるとも言えるでしょう。 ・・ 》



このように私は今回学びながら、
敬愛している高齢者専門の精神科医の和田秀樹さんより学んだ、
健康長寿のポイントの4箇条、
1.栄養をたっぷりととること。  
2.ストレスを避ける、
3.意欲を持ち続ける、
4.できないことより、できることに目を向ける


こうしたことを晩秋期の指針として、過ごそうと思い深めている。

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