夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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1日たった1分! 排便をスムーズにする「直腸ストレッチ」のやり方、私は学び、朗報・・。

2024-04-22 14:36:28 | 喜寿の頃からの思い

☆教えてくれた人

高林孝光さん
/アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長、鍼灸師・柔道整復師。
『スッキリ出る!直腸ストレッチ』(CCCメディアハウス)著者



☆ぽっこりお腹の原因は腸が原因だった?

「“中に詰まっているもの”が、きちんと出ないと、
ボディーラインがすっきりしないばかりか、健康を害するリスクもある。

運動や食事管理をするよりも、
内臓を直接刺激して、便をしっかり出すことが、健康につながるのです」

そう話すのは、『スッキリ出る!直腸ストレッチ』(CCCメディアハウス)著者で、
アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長、鍼灸師・柔道整復師として10万人以上を施術してきた高林孝光さんだ。

「戦前の日本人は1日約400gの便を出していましたが、現代人は半分の約200g。
少ない人は150g程度しか出ません。

原因は、日本人の直腸の形と洋式トイレの普及だと考えられています。
また、運動不足とスマホ操作の姿勢によって、骨盤が後ろに傾きやすい。

その影響で内臓が圧迫され、直腸が曲がってしまうことで、
便が腸に滞ってしまうと考えられます」(高林さん・以下同)



☆肌荒れから大腸がんまで不調の原因となる便秘

排便量が減ると、どのような影響があるのか。
高林さんは「いちばんの問題は、免疫力の低下」だと指摘する。

「免疫細胞の約7割は、腸に存在していて、
『腸管免疫』として外部の異物から私たちの身を守っています。

この免疫システムに大きく関係しているのが、
腸内に生息するさまざまな細菌集団『腸内フローラ』。

便が出ないと、悪玉菌や老廃物がたまり、腸内フローラのバランスが乱れて免疫力が低下します。
肌荒れも治らないし、ダイエットもうまくいきません」

重篤な病気のリスクにもつながる。

「代謝も低下し、血行が悪くなることで、肩や腰に痛みが出る。
また、排便がスムーズにいかず、いきむことで心筋梗塞など循環器疾患を引き起こしたり、
高血圧や大腸がんになるなど、命を脅かす危険があるのです」

翻っていえば、快便であることによって期待できる健康効果は、かなり大きいということ。

「腸内環境が整えば、免疫細胞が活性化されるだけでなく、
脂肪を分解する成長ホルモンの分泌量が増えます。

通常、成長ホルモンは、空腹時に増えますが、
便がたまっていると、膨満感から空腹を感じにくく、分泌されにくい。

便秘を解消することで、便が出た分だけやせるということではなく、
やせやすい体質に変わっていきます。

また、成長ホルモンは別名『若返りホルモン』ともいわれ、
新陳代謝を活性化し、筋肉や皮膚を強くする働きもあります。

血流改善で体の痛みもとれ、実際、便秘解消とともに、
腰痛が改善したという人は少なくありません」



☆「直腸ストレッチ」で腸を刺激して排便をスムーズに

腸を刺激するための方法として、
高林さんが何より推奨するのが、「直腸ストレッチ」だ。

「まずは腸をまっすぐに伸ばし、便を出しやすくしてほしい。
そのために最も効果的なのは、『骨盤スタンドアップ』です。
毎日続けると骨盤が垂直に立ってくるので、内臓の圧迫がとれて直腸がまっすぐに伸びます」

やり方は簡単。
椅子に浅く腰かけて、足は肩幅に開き、かかとは床にぴったりとつけよう。

そこから上体をゆっくり前に倒して、お腹と太ももをくっつける。
そのまま両手を太ももの裏側で交差させてロックしたら、
椅子からおしりを浮かせて、10秒キープ。

「このとき、かかとは、床につけたまま、お腹と太ももの間にすき間ができないように気をつけてください。
力まずにリラックスして、呼吸を止めないこと。

無理はせず、筋を痛めたりしないように気をつけましょう。
これができない人は、骨盤が後傾していて、うんち座りができないタイプ。

最近はできない人が増えていて、しゃがむとかかとが浮いたり、後ろに倒れたりします。
続けて行けば前傾になっていくので、1日に最低1回でいいので行ってほしい」



☆直腸をまっすぐ伸ばす!「骨盤スタンドアップ」の4ステップ

【1】椅子に浅く腰かけて、足を肩幅に開き、かかとをぴったり床につける

【2】上体を前に倒して、お腹と太ももをくっつける

【3】両手を太ももの裏側で交差させてロックする。

【4】椅子からおしりを浮かせ、この状態を10秒キープする。


☆ストレッチをするなら“朝のゴールデンタイム”が効果的

回数制限はないので、好きなだけ行ってもかまわない。
床に座って直腸を伸ばすのが「4の字前屈」。

「床に座って片足をまっすぐ伸ばし、反対の足を太ももの下で、クロスさせて数字の4の形にします。
そのまま上体を倒して、伸ばした足のつま先を両手でつかみ10秒キープする。

足を組み替えて、反対の足も同様に行ってください。
体がかたい場合には、ひざを軽く曲げてもいいですよ」

ストレッチをするにあたって、より効果を得やすい時間帯は、朝起きてから朝食までの間だ。

「かねていわれていますが、朝は“大便のゴールデンタイム”。
朝起きてすぐにコップ1杯(200㏄)の冷たい水を飲んで、
朝食前にストレッチから始めると、快便につながる。

水は、睡眠中に失われた水分補給になるし、胃に刺激を与えて、腸が動く胃結腸反射が起きやすい。
ストレッチを組み合わせることで、蠕動運動がより活発になります。

水は、ミネラル成分が多い硬水がおすすめ。
マグネシウムは、便を軟らかくして、排出しやすくします。

また、便を出す姿勢も重要です。
背すじを伸ばして上半身を前傾させるポーズをとると、直腸がまっすぐになり便が出やすくなります」



☆便がスムーズにでる「考える人」ポーズで“腸”もすっきり!

【間違ったトイレの座り方】

【正しいトイレの座り方】


☆お手軽ストレッチ「仙骨孔たたき」で直腸や肛門の運動を促進させよう

日常の中で取り入れることのできる簡単なストレッチもある。

「椅子に座って、おしりの割れ目の左右にある『仙骨孔(せんこつこう)』に、
それぞれ手のこぶしを当ててみてください。

腰椎(ようつい)の下には、仙骨という逆三角形の骨があり、
左右には仙骨孔という穴があいています。

ここから伸びる仙骨神経が、直腸や肛門の運動などを支配しているので、
直接刺激することで、お通じがよくなります。

力を入れすぎずに、左右のこぶしで同時に仙骨孔を30秒たたいて刺激しましょう。
この仙骨孔たたきの後に、体を左右にひねると、より効果がアップします。
ゆっくりゴルフのスイングをするようなイメージで行ってください」

「仙骨孔たたき」の3ステップ

【1】椅子に腰かけて、おしりの割れ目の左右それぞれに左右の手のこぶしを当てる。

【2】左右のこぶしで同時に30秒たたく。

【3】ゆっくりと体を左右にひねるとさらに効果アップ!


☆腸の刺激にも効果的な「の」と「ぬ」の字のマッサージ

刺激すべきは、腸だけではない。
肝臓も、同時に刺激すると免疫力がさらに高まる。

「肝臓には、“免疫のボス”である『クッパー細胞』が常在しています。
体内に侵入した異物を取り込んで処理する働きがあるので、
風邪やインフルエンザの予防にもなります。

これもやり方は簡単で、右の肋骨のきわに手を当てて心地よい強さで20秒ほどさすった後、
人差し指から小指の4本の指で30秒ほどなで回す。
さらに両手で右の肋骨の下半分を、肋骨が少し動くくらいの強さで10秒ほど押してください」

腸のマッサージとして有名な「の」の字マッサージを、「ぬ」の字マッサージに変えるのもいい。

「一画目は、左の手のひらを右の肋骨の下に当て、
そこからおへそまでなでるように軽くマッサージします。

肝臓に適度な刺激が加わり、“天然の便秘薬”といわれる胆汁(たんじゅう)の分泌が促されます。
二画目は『の』とほぼ同じ動きで、肋骨の下から右の鼠径部、右の肋骨の下、
みぞおち、左の鼠径部(そけいぶ)までを軽くなでます。

最後の結びの部分は直腸が刺激されるので、念入りに行うといいでしょう」

腸を直接刺激する“腸の超ストレッチ”で、体の内側から健康を手に入れよう。

写真・イラスト/PIXTA イラスト/朝倉千夏

※女性セブン2024年4月4日号 ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


今回、アスリートゴリラ鍼灸接骨院院長、鍼灸師・柔道整復師の高林孝光さんより、
排便に関する懇切丁寧な解説を読み、私は多々教示されたりした。

そして私は、さっそく推奨された「直腸ストレッチ」の『骨盤スタンドアップ』、
イラストを見ながら、挑戦したりした・・。

私は身体が固くなった為、何とか出来たが、
幾たびにする中で、スムーズにできるように、日々挑戦だ、と微苦笑したりしている。

いずれにしても、今回、学んだことを少しづづ、実践すれば、
一日一回、確かな成果があるように・・思い深めたりしている。


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