私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
昨夜、私たち夫婦は夕食後、お互いにのんびりと過ごし、
しばらくした後、家内は居間でテレビを視聴して、
私は近くでパソコンに触れて、ネツトである音楽業界情報サイトを読んだりしていた。
まもなく私は、家内が視聴していたテレビ番組は、内容が家事代行のテーマ、と聴こえて、
私も番組の途中からであったが、視聴した。
この番組は、以前も視聴したことがあった。
作家・村上 龍がメイン・キャスターとなり、毎週、現在の経済界に於いて新風をもたらしている企業の責任者を招き、
新風の実態を克明に紹介して、企業の責任者にインタビューする内容であり、
番組名は『カンブリア宮殿』と称した斬新な番組である。
たまたま今回は、家事代行の業界で革新的な新風で成功している企業がテーマてあった。
http
://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20120705.html
☆【テレビ東京】<==【カンブリア宮殿 公式サイト】
<==7月5日放送 『 がんばる女性を応援したい! 「家事代行ビジネス」の全貌!』☆
詳細については、あえて今回の番組のサイトを添付したので、省略するが、
家事代行サービスをベアーズ独自のサービスで展開され、
共働き夫婦、単身者、お年寄りなどに幅広く受けている理由を学び、私は感心させられた。
社内で研修された現場スタッフ「ベアーズレディ」が、
家事のスペシャリストとして各家庭に派遣され、あらゆる家事を徹底的に綺麗にされる状況を学び、
やはりプロの仕事は、すごいと家事の無知な私でも、賞賛してしまった。
私は民間会社に35年近く勤めて、2004〈平成16〉年の秋に定年退職後、
その直後から年金生活をしているが、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思ったりしているひとりである。
現役時代の私は、もとより我が家の収入の責務があるので奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。
定年後の私は、年金生活を始め、家内の日常のペースを出来る限り、
乱したくないので、決意して実行してきた。
具体的には、家内は殆ど従来通りしてもらい、その間のささやかな息抜き・・趣味ごと、
これを邪魔にするのは、まぎれなく天敵と私は確信を深めていた。
そして一日、少なくとも一回は外出し、家内の自由な時間を作ることと思い、
せめて日常の買物ぐらいはと思い、買い物の担当を引き受け、独りで買物をしたりし、
その前後、独りで散策などをしている。
或いは茶坊主に徹し、殆ど朝は家内より早めに起き出して、
家内用のコーヒーを指定されたマグカップに淹れて、家内の枕元に置いたりしている。
そして日中のひととき、家内がコーヒーか煎茶を飲みたいようなことを素早く察して、
さりげなく淹れている。
このように家事に関しては、恥ずかしながら殆どしてこなく、
ときおり庭の手入れは、現役時代から私の専任者となっているぐらいである。
、
或いは、季節の変わり目の簾(すだれ)、エアコンの掃除、大掃除などは、
家内が主体となり、私は助手のようなことをしているが、足手まといで、殆ど役にたたないのである。
しかしながら、私は『おひとりさま』の生活となることもある。
私たち夫婦のお互いの両親は、無念ながら家内の母だけとなり、
家内の母は我が家から2時間ばかりの地で、一戸建ての独り住まいの生活をされている。
私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、
私が民間会社のサラリーマンの定年退職日の直前に主人に死去され、
一戸建ての独り住まいの生活をされて、早くも8年近くなっている・・。
家内の母は友人たちのグループで、国内旅行、買い物などを楽しんで過ごしたり、
ときおり自身の故郷の新潟県の上越市に里帰りし、同期の人たちと交流を深めたりしている。
確かに80代の初めとしては、身体は衰えても心は元気である、と私は感じたりしている。
このような中で、身の廻り程度はある程度は出来ているが、
庭掃除、季節に応じたのカーテン、布団、衣服、暖冷房器具などの出し入れがままならす、
家内が大掃除を兼ねて、6泊7日前後で5回ぐらい母宅に泊りがけで行っている。
この間は私は『おひとりさま』の生活となり、のんびりと気ままな独り住まいをしている。
たとえば昨年の夏の時は、起床は5時半過ぎが多く、雨戸、アルミのガラス戸を開け、簾(すだれ)越し外気を取り入れ、
この後に着替え、洗面をする。
そして、連日の猛暑なので、やむなく主庭、玄関庭にある樹木、草花、そして地面に水撒(みずま)きをして、
朝涼のひとときを享受する。
この後は、私は台所にある市から配布されたカレンダーを見て、
『燃えるゴミ』、『燃やせないゴミ』、『ペットボトル』、『古紙』、『ビン』の日を確認して、
指定された道路に面した門扉に置く。
そして、読売新聞の朝刊を読みながら、冷茶とアイスコーヒーを飲んだりしている。
食事に関しては、夏場であるので家内の料理は事前に辞退し、
私はスーパーで買い物をし、野菜コーナー、お惣菜コーナーの売り場で、適度に選定し、
食べたりしている。
肉類などの主食の前に、私は小さめのキャベツを四分の一ぐらい千切りし、
その脇にセロリ、トマト、ニンジン、キュウリを大皿に盛り合わせ、
この特選の野菜の盛り合わせだけは、朝、昼、晩と食べて、
この熱い夏の時節には、身も心にも良いと大量に頂いたりしている。
そして、洗濯に関しては、乾燥の機能がある洗濯機で、オール自動セットとし、
日中のひととき、きまぐれに手抜きの部屋の掃除をしたり、台所で皿洗いをしたり、
夜の入浴の時間も、平素より遅かったりしている。
このような生活を過ごしてきたが、料理に関しては素材から焼いたり、煮たりすることは無く、
掃除も簡略に済ませてしまうので、家内のいる平素から落第生となっている。
今回の番組の中に於いて、現場スタッフ「ベアーズレディ」の料金について、
テレビ局のスタッフの方が、事前に街の数多くの人に、一時間当たりの報酬単価を質問されていた・・。
私は、あれだけ懇切丁寧の業務を果たしてくれるのだから、
少なくとも3000円はするよ、と私は家内に言ったりした。
そして質問された中で、ある中年の男性が時間単価は確か700円前後、
と答えられて、この男性は家事の重労働は解っていない、と私は苦笑してしまったである。
私が苦笑させられたのは、根底には過ぎし2007〈平成19〉年5月に、
時事通信社の基幹ネットの【時事ドットコム】で、主婦の重労働であると、再認識させられたからである。
《・・
主婦業、年棒1600万円に相当=『母の日』控え米社試算
専業主婦がこなす炊事・洗濯や育児などの家事は、年棒13万8095ドル(約1660万円)に相当。
13日の『母の日』を前に、主婦の重労働ぶりを再認識するきっかけにして貰おうと、
米・人材情報会社・サラリー・ドット・コムがこんな試算をまとめた。
同社は、子供の送迎『運転手』、調理を『料理人』、
家族の悩み相談を『カウンセラー』などと家事を10項目に分類し、
それぞれをプロに任せた場合の料金を積算した。
主婦の作業時間は週92時間で、うち52時間を残業として割り増し計算したという。
今年の年棒は前年に比べ3%上昇した。
職業を持つ母親についても、
家事に対する報酬として年8万5939ドル(約1030万円)の『ボーナス』受給資格があるとはじきだした。
・・》
こうした記事を読んでいたので、少なくとも時間当たり3000円はする、
と私は試算できたのである。
私は家内に洗濯、掃除、料理など家事全般をお願いしている身なので、
せめて家内に感謝を重ねて、日に一度は褒(ほ)め言葉を言ったりしている。
或いは家内の思いに、素直に従っている。
たとえば、本日の朝、駅前で買い物したいわ、と家内が予告もなく私に言ったりした。
何かしら駅前のホームセンターに行き、雑貨品を買い求める主旨であった。
『はい! 了解しました・・行きましょう』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく大きな声で応(こた)えた。
私は何かと家事の大半は家内をしているので、
せめて家内のボディ・ガード、荷物持ちをして、お供をしなければ、
一家の主(あるじ)としての責務が果たせないと私は確信を深めている。
こうして私たち夫婦は、午前中の大半、駅前までの大通りの歩道を路線バスにも乗らず、20分ばかり歩き、
駅前のホームセンターに行き、買い物を終えた後、
家内のお好みの食事処で昼食をして、帰宅したのは午後1時半近かった。
☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村
にほんブログ村