「不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店」
最寄駅はJR蒲田、東口を出て徒歩3分ほど。
飲食店などが立ち並ぶ蒲田東口一番街商店街に立地するビルの2階です。
頻繁に発生するJR京浜東北線の遅延により、蒲田でやり過ごそうと初訪問しました。
当初の予定では「満州園」さんで豚足食べるつもりだったのに(涙)。
同じように、混雑を回避しやり過ごそうと考えている人たちは多いはず。
恐る恐るディープ感漂うビルの階段を上ると店員さんが明るい笑顔で出迎えてくれ、
スムーズに入店が叶いました。
店内はカウンター席とテーブル席のほか、小あがり席が完備され、そこではお子様を
含めた8名のお客様が会食中。どうやら中国の方のようで、卓には白酒も置かれていましたよ。
今回は窓際のテーブル席を利用。私は昼間によくこの辺りを行き来していたのですが
窓越しに外を眺め、この通りが活気づくのはやはり夜だなあと実感です。
テーブルクロス:なし
卓上調味料:あり(醤油、酢、ほか)
その他:爪楊枝、灰皿、メニュー
着座後:タオルおしぼり(直置き)
店内のそこかしこには写真付きの料理紹介があり、これらを参考にグランドメニューから
アラカルトチョイスで数品注文しましたが、生憎この日は3品欠品。
ちなみにボツとなったものは、油面筋寒肉(丸揚げ麩の肉詰め煮込み)@880、
面筋青菜(丸い揚げ麩とチンゲンサイ炒め)@680、糟香鸡(鶏肉の上海酒粕漬け)@580。
話では「麩」が無くなって提供不可とのこと。残念!!
メニューを手に取り再び作戦タイム。
当店では中国料理のポピュラーなものから幅広くラインナップを揃え提供していますが、
できれば上海菜に絞りたい。
糟香鸡胗(砂肝の上海酒粕漬け)@580
鶏肉に代わってオーダーしたのは砂肝。もっと固いかと思っていたのですが意外にも
歯触りは優しく、どぎつさのない味で好感触。これはほかの料理も楽しみだ。
ということで、ドリンクは生ビール@460×2のあと瓶ビール@490、そして紹興酒へ。
上海料理に相応な石庫門(上海老酒)500ml@2,980の用意もありました。
ま、私達は酒量の多さを踏まえ懐事情から塔王 紹興酒(8年)640ml@1,600×2なわけですが……。
炝猪肝花蛤(豚レバーアサリ炒め)@780
豆モヤシを敷き、豚レバーとアサリはミックスさせた状態ではなく、分けて盛り付け。
味付けは醤油をベースに生姜、ニンニクを適量。
油が多く、個人的にはオイリーな印象が否めないのですが、家庭的な味の落ち着かせ
どころで好感度は高まりました。
上海冷餛飩(冷やし上海ワンタン)@780
セットされたつけタレはニンニクを効かせた芝麻醤ベース。
そこにクラッシュナッツを入れることで香ばしさと食感をプラスさせます。
餡の分量はほどほどですが帽子型(冠型)のワンタンはつるんとしてもちっと。
冷たいのはお腹を冷やすし、温かいスープで食べたほうが良いと思っていたのですが、
ゴマクリーミーニンニクなつけダレの美味しさに食欲が増進され、あっという間に完食。
酒飲みの私達にはこうして食べたほうが軽いおつまみにもなるし、サイドメニューとして
嬉しい選択となりました。
利用した時間帯、中国の方の利用も多く、お店はアットホームな雰囲気。
そんな中、私達にもフレンドリーに接してもらえ、杏仁豆腐のサービスを受けられました。
市販のつるんとした口当たりのものとは少し異なり杏仁の風味がしっかりして、
とろっとした食味でした。ご馳走様です
利用路線の遅延による予定外の訪問でしたが、期待値以上の成果を得られ
「吉」と出た模様。次回は食べそこなった丸揚げ麩にトライしてみたいなあ。
不二味 上海家庭料理 ととちゃんの店
東京都大田区蒲田5-20-1 一番街ビルA棟 2F
TEL 050-5595-4839
営業時間/17:00~翌5:00
定休日 年中無休 -店舗情報「食べログ」より-