その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

尽くしても、なお尽くしても…

2025-01-12 06:56:28 | 巡礼

「土筆」は先が「袴」に覆われた状態を筆に見立てた…

 なるほど、雪の下、土の中で出番を待っております。ならば「スギナ」は、その姿を杉の木に見立てたのが、その名の由来とか…。しかし、よくよく見てみますとね、その先端がそれぞれ丸まっているように見える…ああ、姿形は違ってもやはり同じ植物体なんだなどと、また下らないことに感心しております^^; 三日三晩続いた雪もようやく収まって、次に待つ仕事は雪片付け…もう若い頃のように体力に任せて、一気に片付けようとは思わないし、その体力も残ってはいないようであります。まず心配なのはハウスの倒壊なので、この三日間はとにかくハウスの天幕に降り積もる雪、『なでこける(滑り落ちる)』雪をただひたすらハウスの側面から遠ざける…結果、ハウス周りは大量の雪の山となっております。昨年までは、次の雪に備えてスノーダンプで運んでは前の水路で少しずつ消しておりましたが、今年はトラクターショベルで空き地に運んでおります。そして、農園前の道路(町道)拡幅作業も止めた…ガソリン代、軽油代だってタダじゃないんだよ。少なくても「ありがとう」の意を込めた会釈くらいしてくれれば、コチラも拡幅してあげるけれど、朝ギリギリまで寝て、さも当然のように車で通り過ぎていく…バカバカしい、他人の家の嫁、息子のための除雪なんかしていられるか…第一、我が家の家人は一切通らない道なのだから(怒)


「お年玉」頂いちゃった^^;

 その代わり、近所のバァさん宅の通路、老姉弟の駐車場の除雪をしてあげている。何も謝礼が欲しくて始めた訳でもないし、ショベルを買い立てで作業が面白いということと、作業に馴れるには場数を増やすことも必要ですしね。(飽きると止めてしまうかも^^;)やっぱり、集落自体が『老化』しているのでありますよ。そして、その息子、娘たちが除雪作業をしなくても良いように親たちが甘やかして来た結果でもある。やや極端な話ではあるけれど、「学校に行ってくれれば良い(安心である)」「仕事に就いてくれれば良い(世間さまに後ろ指差されない)」とまぁ、甘やかして来た結果、家に帰れば温かい食事が待っている訳であり、洗濯もしてくれる便利な『家政婦(お袋)』が居る。ハラスメント的な言葉に替えれば「嫁をもらう必要がない」のである。婚姻率、出生率が下がる?只々、若者の年収が低いだけでもなく、煩わしいことから逃げているというフシもありますけれどね。


良い塩梅にスナップエンドウの苗が育ってます^^;

 はてさて、一体『子育て』とはいつまで続くのでありましょうか?親離れ出来ない子どもに、子離れ出来ない親…かく言う『おやじぃ』も結構、甘あまですけれどね^^; 少々の不満があっても、会社は「終身雇用制」で従業員を面倒みてくれたはずであるけれど、今では経営主の口から「終身雇用制を保証できない」という言葉が出るようになり、本来、育てるべき戦力も、「即戦力」を期待し、使えない者は切り捨てられる。国民一人当たりのGDPがどんどん他国に抜かれていく?リスクを避けて、従来の商品をより安く…合理化、生産性の向上だけでは限界なんと違いますかねぇ。尽くしても尽くしても、応えられないと言う企業、尽くしても、なお尽くしても小言の種は尽きないオッカーetc.…求めるモノが大き過ぎるのかも^^; 「土筆」を見ながら、違った植物に見える植物(問題点)も、実は根がひとつなのではないかなどと思い始めた『おやじぃ』でありますよ(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青筋立てて「仕方が無い」^^; | トップ | 上を向いて歩こう♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

巡礼」カテゴリの最新記事