その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生涯現役

2016-07-10 12:47:49 | 新規就農

「アゼムシロ」…片手を開いたような形

雨に抜かるんだ畑に気後れして放置していると、いつの間にやら草に負けている。田んぼの畦道は、二週間もすれば刈り倒したはずの草が元に戻っている…毎年のことではあるけれど、草との戦いが続いております^^;
約20年前に、前の職場でお世話になった先生の告別式に参列してきました。享年74歳…日本人男性の平均寿命を考えれば、まだまだ早いお別れではありますが、若い時分の病状を知っているから、いつかはこんなこともと冷静に彼の死を受け入れています。むしろ、病床にあっても仕事を続けていた様子をうかがい「彼が口にしていた生涯現役を貫きました。」という奥さんの挨拶をお聞きして、「よく遊びよく遊べ。よく学びよく学べ。」という姿勢は変わらなかったなと感激さえしております。10年前まで職場で一緒だった当時の上司たちと思い出語りなどして帰路に着きましたが…。


アメリカでは「Japanese Beetle」として大発生…

今から100年前、米ニュージャージー州で発見された「マメコガネ」は、爆発的に生息域を拡大し、重大な農業害虫になってしまったとか。日本から輸出された「アヤメ」の球根に幼虫が混入したのではないかと言われております。北米大陸での大発生は、天敵が少なかったことも一因とされています。幼虫の天敵…カラス、モグラ、アリ、ゴミ虫類…アメリカにも居るでしょうにねぇ?むしろ、土壌中にいる「乳化病菌」という細菌が、日本での生息密度を調整しているのかも知れません。
ただの「虫好き」が転じて、農作業を通して「昆虫」とお付き合いするようになって何年経つでしょうか?何ら「研究成果」は上がっておりませんが、こちらも「生涯現役」で続けられそうな趣味…農業から見る「昆虫」の世界と「昆虫」たちから見た今の農業のあり様…身体が動く内は、昨日見えなかったことも今日は何かが見えてくるのではないかと期待して、今日も畑の見回りに行くとしますか^^;

コメント (2)
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