その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

素朴な愛

2009-06-07 05:05:57 | 暮らし

我が家の田圃に向かう途中、ほのかに漂う甘い香り…折からの雨に濡れた『野バラ』でした。花言葉である「素朴な愛」とは相いれないような、細かなトゲは、今朝のボランティア作業の草刈りでも、私を充分に悩ませてくれました。雨の日は、田圃の水嵩が増すので、水管理に帰り道立ち寄りますと、一昨日、少しだけ刈り取った「ガツギ(水田雑草)」の葉がユサユサと左右に揺れています。
            
丁度良くできた
水溜りに、どうやら昨日、餌付けした埼玉の『ガーモ』が、240kmの長旅をして、恩返しにやって来たようです…そんな訳ないか。驚かさないように近づきますが、警戒水域を超えてしまったようです。「バタバタバタ…グァグァグァ…バシャバシャバシャ…。」 「コラ、『ガーモ』逃げるな、走るな、泳ぐな…稲が倒れる~。」 普通であれば、飛び立って逃げ去るところですが、何か様子がおかしい。飛び立っても2~3m。もしかすると、羽根を怪我しているのかもしれません。繁殖期に若鳥が一羽だけでいることも不自然です。「ガーモ、お前、怪我してるのか…?」 取りあえず追いかけずに、そっとしておいてやることにします。
積み残しの農作業をするために、朝飯を済ませ田圃に戻ると、怪我した「ガーモ」が畦に止まっています。遠距離から少しずつ近づいて撮影すると…、
            
こんなに離れているにも関わらず、バタバタバタと大きな羽音を立てて飛び立って行きました。「何じゃ、怪我しとったんと違うんかい?ガーモ、俺を騙したなぁ…。テメェ~、そう言う性格だから、未だに独り身なんじゃ…。」飛び去るガーモに捨て台詞を吐いてみても、戻って来る訳もありません。「ガーモ、夢屋はシツコイのじゃ。お前を必ず写真に収めて
やるから…こうして『ガーモ』VS『夢屋』の終りなき戦いが始まったのでした。

『素朴な愛』…あまり関係なかったか?

 

 


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