その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

『ショッポ』を手に…

2024-07-11 06:35:13 | 巡礼

まだタバコ止めてないのかい?

 いつでも止められるという根拠のない自信から、まだタバコを吸い続けています。
 我がお袋は、東京に向かう息子に「人殺しと泥棒以外は何でもやって来い。」と送り出してくれたけれど、「吸わないで済むならタバコは吸わない方が良い。」とも言っていたが、『おやじぃ』は、その頃既に親父の「わかば」でタバコの味を知っていた。子どもの頃、我が祖母は「キツネに化かされそうになったら、タバコに火を灯せば良い。」と教えてくれた。この世の中、古狸や狐のように人をだます輩が多過ぎるから『おやじぃ』は今でもタバコを手放せないのかも知れない^^;
 雨が降り続いた昨日、コンビニでいつもの「メビウス」を買い求めようとしたら、カウンターに『ショッポ(ショートホープ)』が置いてあった。学生時代に『ショッポ』を愛用する先輩がいたなぁ…そんな懐かしい思いが湧き上がり、思わずひと箱手にしてしまいましたよ。「ブンタ(セブンスター)」から「チャイルド(マイルドセブン)」に、そして、いつの間にやら「メビウスワン」に…家族も出来て、若い頃からすればニコチン・タール量の少ないタバコに代えて来てはいるけれど、健康に悪い事は分かっている。分かっているけれど、高い税金を払い、吸い続けている。キツネの話ではないけれど、イラついたり、考え事をするときは手放せない品となってしまいました。タバコのニコチン・タール量は薄くなり、ブラックコーヒーはカフェオレで薄くなり、「現代農業」はページ数が減って薄くなり、頭髪は歳を重ねて…薄くなってはおらんゾイ(笑)


いや~、用足ししたら昼ご飯は3時だった^^;

 さて、きゅうりは長男『ポン太郎くん』に任せたとは言え、ここのところの収穫量が例年を遥かに上回っているので、収穫作業を少しだけ手伝っております。まだ、目立った病気は出ていない…甘いあまい、モザイクウイルス病の株を何株か見つけましたよ。虫媒(アブラムシ)、ハサミ等による樹液からの伝搬etc.…初めは、ハサミの使い分けを指示したのだけれど、まだまだ、一本一本の草勢が強い状態なので、罹患株を除去するように指示し直しました。ウイルス病に対する『特効薬』などないから、『外科手術』でいう「切断術」を実行させるのでありますよ。罹患株でも収穫できない訳ではないけれど、収量は落ちる。目先の利益に囚われて、園地全体を壊滅させることの方が怖いのであります…少々、もったいない気がしますけれど、今なら勢いのある子蔓、孫蔓がカバーしてくれるはずでありますから。
 はてさて、遅い昼ご飯を食べてお昼寝(夕方寝だわねぇ^^;)…『ショッポ』を手にしながら考えた。「ホープ」とは、「希望」であり「有望な新人」を指す。さしずめ、老い先短い、期待の新規老人のことを『しょっぽ』とでも呼ぶことにしようか。薄くなった「現代農業」は放っぽって、気持ちは10月の『山陰の旅』に向いている。二度とない人生なのだから、短い時間を満喫しなければねぇ。作業者兼キャンピングカーとなるはずの軽ワゴン車は、今月末に納車予定とのことである。今のところの小さな「希望」でありますけれどね(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貧しさに負けた~♪

2024-07-10 06:55:46 | 巡礼

こちらは「セリ」でありますが…

 1974年7月にリリースされた「昭和枯れすゝき(さくらと一郎)」は、同年10月から放送された「時間ですよ昭和元年」の挿入歌に採用されてからヒットし、ミリオンセラーを達成したんだって^^;
 かつて、お正月の雑煮用の根付きの「セリ」を悪戯して井戸の排水路に差し込んだら、その年は雪の少ない年で、11月には繁茂してそこそこに稼がせていただきました。養分が切れてしまったのか、根が雪で溶けたのか?翌年はそれほど繁茂せず、忙しさに紛れて放置していたのですが、今年は少しだけ増えておりました。「転作」するにも手頃な売れる作物がなく、また、近くには「ドクゼリ」も自生繁茂するので、構想だけは温めておりましたが、「転作確認カード」が届いたので、今までの考えを一気に『爆発』させてみました。①管理するのに「田植え長靴」をいちいち履くのは難儀である…頂いた「足場板」があるじゃないか。②「ドクゼリ」との混在は…田んぼに除草剤を散布するときに一緒に散布する。田んぼの畦畔を「畦シート」で区切って、「ドクゼリ」の侵入を阻止する。(成長すれば、「ドクゼリ」と「セリ」は一目瞭然ではありますが^^;)③田んぼの中干期の水をどうする…そんなもん、きゅうりの潅水設備から引けばいいじゃないか。とまぁ、考えてはいたのでありますよ。考えてはいたのだけれど、身体が動かない。今年は体調も良く動けるから一気に…しかし、調べてみたら、「セリ」が群生するためのランナーが盛んに伸びる時期は1月から5月のようである。残念!身体は動いても、頭が動いていなかったようでありますよ(笑)


友人『ノロ社長』のお小遣いが枯渇した…

 大丈夫ですよ!畑には季節の野菜が満載だから、かき揚げで「天ぷらそば」にすることだって簡単かんたん^^; とまぁ、野菜を作っていれば、当座の飢えはしのぐことができる。「セリ」さえ育てばねぇ…11月から1月に掛けての貴重な現金収入にできるのに。実は、前段の文章の中には、雪対策(せっかくのセリも我が在所では降雪で潰されてしまうのである…経験積み^^;)の秘策があるのですが、そこはほれ、『企業秘密』ということで記載しておりません^^;
 はてさて、上手くランナー(匍匐茎)が伸びない場合は、まだまだ、井戸水の排水路に「種苗」候補があるから移植するまでよ。「貧しさに~負けた~♪」「いいえ♪世間に負けたぁ~♪」男女ふたりの間に「すきま風」が吹き始めたのは、男が「貧しさ」を理由に上げ、女は「世間体」を上げる。「昭和」中期という時代は、田舎は誰しもが貧しかったような気がするし、二男、三男対策だったはずの誘致企業は、手軽に賃金を得る手段を手に入れて農村は荒廃してしまったような気がする。「貧しさ」から脱出するためには、「世間体」なんか気にしていられないのよ…何でも挑戦してみなければねぇ。ちなみに、「セリ」の花言葉は「貧しくても高潔」なんですと。今の『おやじぃ』は『貧しくても貪欲』ですかねぇ…ああ、きゅうりの収穫を手伝うのが嫌で、ブログを書いて誤魔化している。これじゃ~「貧しさに負ける」わなぁ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痩せ馬の先走り…

2024-07-09 06:25:18 | 巡礼

あらら、今度は一気に落としてしまったようで^^;

 毎年、収穫開始から3週間ほどすると収量のピークを迎え、お盆の頃には褐斑病を出してしまい、9月まで持たないで収穫が終わってしまう。何か変だなぁ?プロの栽培農家とどこが違うのだろう?疑問を感じながらも「きゅうりはお前に任せた。」と言った以上、『おやじぃ』がいちいち口出しするよりも、自ら栽培技術を習得して欲しいと思っているのでありますが…。(とは言え、園地には先に入り、病害虫の有無だけは確認している『おやじぃ』であります。)『おやじぃ』とて、教えるのに十分な栽培技術を習得している訳ではないのだけれど、病気が出る理由は、園地内の風通しの悪さ、水、肥料不足による樹勢の低下が考えられる。昨日は朝から雨…このところ、例年にない収量を上げているから疲れも溜まっているだろうと、少しだけ収穫作業を手伝ってみましたよ…結果、「摘葉」がきゅうりの成長スピードに追い付いていない。つまり~風通しの悪い園地になってしまっているんですなぁ^^; そこで、収穫中の長男『ぽん太郎くん』を呼んで、『おやじぃ』の考える下段の「摘葉」の方法、落とすべき葉について講釈してみましたよ。あらら、今度は一気に落としてしまったようで…。
 出荷当初から「黄緑色のきゅうり」が多いのは、果実に太陽の光が届いていない証拠…今のところ、目立った病変はないようなので、次は中段の摘葉について講釈してみますかねぇ。それが上手くできるようになれば、9月末までは何とか持ちこたえるはずである。(実入りが多いと、すぐにご機嫌になる『おやじぃ』でありますよ。)


お昼は「茶色」の丼飯で^^;

 さて、色々な経験を積まなければいけないし、失敗したら、何故上手くいかなかったのかを考えるべきなのに、どうも「何故」を考えてくれない若者が多いことよ。(我が長男『ぽん太郎くん』ばかりでもありますまい。)どうも教科書に書いてあることが正しく、先生の教えを忠実に守ることには長けているのだけれど、想定外の動きには固まってしまうようでありますよ。植物(生き物)なんて、人間の思い通りに育って(動いて)くれるなんてありえないのにねぇ^^; 未経験ゾーンについては、他人に聞いたり調べたりすることが必要なはずなのに、戸惑ってしまい立ち止まってしまうようでありますよ。
 はてさて、昨夜、「夢」を見ましてね…我が農園に若者たちが多数働いておりましたよ。それぞれが、皆明るく、目標に向かって働いておりましたよ。(我が農園は、そんなに多くの人間を受け入れられるだけの規模は無い^^;)しかし、『おやじぃ』が理想としている社会がそこにはあったような気がする。ノルマに縛られている訳でもなく、自分たちが作りたいものを勝手に部門長になって栽培している^^; 農業なんてさぁ、人間性を回復するには最高の職業だと思うんだけれどなぁ…如何せん、実入りが少ない^^; 例年にない収量を上げているきゅうりに、こりゃ~『痩せ馬の先走り』にならないと良いがと心配する『おやじぃ』と、順調にこれからの2週間を乗り越えられれば、大きな自信につながるんじゃないかと秘かに期待している『おやじぃ』と…「老馬の智」ということわざもあるようだから、今年は正念場と腰を据えて、嫌われない程度に『指導』してみますかねぇ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋でもないのに…

2024-07-08 07:11:35 | 巡礼

1970年9月の本田路津子さんのデビュー曲^^;

 やっと、「夏秋きゅうり」の出荷が始まったばかりなのに、『おやじぃ』は「抑制きゅうり」の植床の準備に取り掛かっております。世に「麦秋」と言う言葉がありますが、『豆秋』という季節感の言葉は無いのだろうか?(無い^^; 秋豆という名前の野菜はあるようだ…。)ハウスの中も外も蒸し暑く、水を飲んでも直ぐに噴き出す状態…これでも、外は曇り空だから何とかなっている。ピーカンなら作業は出来ないわなぁなどと他人事のようなことをブツブツ言いながら、今年も良く稼いでくれたスナップエンドウに感謝しながら、ネットから蔓を外しているのでありますよ。
塩梅良く、スナップエンドウの蔓も乾燥しているし、大規模農家がこんな作業していたら間尺に合わないわなぁ…この場合は、ネットごと外して焼却処分が最も早い方法なのかも知れない。『環境に優しい農業』などときれいごとを言いながら、実のところは、ひと張り500円程度のキュウリネットを惜しんでいるだけである。そうそう、カラカラに乾燥したスナップエンドウを踏みつけていたら、何かねぇ、突然「秋でもないのに~♪人恋しくて~♪」と本田路津子さんの歌詞が浮かんできた…しかし、何かが変…どうも『おやじぃ』が口ずさんでいる曲はシモンズの「恋人もいないのに」のような気もする。仕方がないよ、『おやじぃ』だって、10歳のお子ちゃまの頃の曲なんだもの…暑さで頭が変調を来したようでありますよ(笑)


今夜も冷や中?いえ、寿司食べました^^;

 さて、久しぶりに『オジSUN』たちの同級会…今夜は『おやじぃ』が寿司を奢ることとなった。(お金も無いくせにねぇ^^;)下心を吐露すれば、悩んでいた秋作業を、友人『トシパン』に依頼替えしたいということ。もう引き受け手(借り手)が居ないとすれば、『おやじぃ』が機械を調達してやるしかないのだけれど、一気に投資できるほどのお金もないし、場所(乾燥機を入れる小屋)もない。『トシパン』は「刈ってはやれないけれど、乾燥、脱穀調整なら引き受けられる。」と言ってくれた。(圃場に行く農道が狭くて、大型機械は侵入せきないのである。)…ならば、コンバインを導入すれば何とか問題をクリアできるかも知れない。『秋でもないのに』もうこれからの秋のことを考えているのでありますよ。
 はてさて、今夜は『秒殺』であろう東京都知事選の選挙速報を見ようじゃないか…友人『ノロ社長』もいつもより1時間遅くまで(午後8時なのに^^;)我慢して起きていた^^; 案の定、8時の時報とともに「当確」の文字…「こんなに早く結果が出るなら、もっと早く結果速報がだせないのかね?」「あのさぁ、開票作業は概ね9時からだよ。8時の段階では投票箱は開いていないのよ。8時前に結果が出てしまったら、その時間に投票している人に失礼だわ^^;」なんてね…『おやじぃ』たちには関係のない場所の選挙。『秋でもないのに』次は、各党首たちの任期満了に伴う党内選挙かねぇ…また、国民とは関係のないところで、色々な画策が行われるんだろうなぁ。『おやじぃ』は、今朝もキュウリ選別しなくっちゃねぇ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寄らば大樹…ですが^^;

2024-07-07 05:49:39 | 巡礼

草むしりをしていたらオオカマキリのお子が…

 お盆に「枝豆」として仏さまに供える「湯上がり娘」を草から救出し、ようやく彼女の弱った身体も回復したようであります。しかし、まだ花が咲いていない…お盆まで1ヶ月、果たしてお供えとして使えるのでしょうか?一方の晩生種である「秘伝豆」は、ちゃんと草むしりしてますし、元々勢力の強いタイプだから生育が早いはやい^^;
 今朝も巡回していたら、オオカマキリのチビ助が行き場を失って「秘伝豆」という『大木』に身を寄せたようであります。将来(秋)は、昆虫界の捕食者になるはずのオオカマキリも、このサイズではアマガエルの恰好の餌食でありますよ。『おやじぃ』という、この農場最大の権力者が傍に居るのだから、『おやじぃ』を頼れば良いものを…。もしかしたら、常日頃から『おやじぃ』が『弱きを挫き、強きにおもねる人物』であることを見抜いているのかも知れない(笑)…朝から妄想している。
 きゅうりの出荷が始まり、この時期は、土曜日と火曜日の集荷場はお休み…日曜日は東京市場もお休みだから、JA職員だって週休2日を達成しなければいけない。ならば、『公務員並みの給料は出せないけれど、公務員並みの休みだけは与えよう。』と思っている『おやじぃ』であるから、長男『ポン太郎くん』も前日の選果作業を休めと指示したのだけれど、これが間違いの元だった。朝から前日夕方の収穫分をオッカーに選果させ、『ポン太郎くん』は収穫作業、『おやじぃ』は直売所の野菜を収穫していたのだけれど、きゅうりの量が多くて終わらない…6時から収穫を始め、箱詰めを終えたのが11時になってしまいましたよ。(全然休んだことにならないもんなぁ…。)


ジャガイモ(キタアカリ)も、もう少し…

 さて、『お金を取りますか?命を取りますか?』と揶揄される『きゅうり業界』でありますから、一度成り始めると休んじゃいけないんだわねぇ…。(ポン太郎くんのお仕事だけど^^;)今年も40本ほど苗数を増やし、彼の仕事に少しずつ負荷を掛けているから、昨年までのように、のんびり起きて、集荷時間ギリギリに集荷場に出掛けるという訳にはいかないようである。負荷を掛けたら掛けたなりに、早起きして収穫作業をするようになったから、『ブラックおやじぃ』の目論見は当たったようでありますよ^^;
 はてさて、日々、発表される単価に一喜一憂し、少しでも売上高が伸びるように、規格外品でも、サイズ・重量の少々オーバーしたものは、直売所に運び、お安く(加工品値段よりは高く)販売しております。何だかんだと『おらだの農協』に文句を言っても、やはり直売所での販売量には限界がある。東京市場には、全国からどれだけの量のきゅうり(野菜)が集まるのでありましょうか?寄らば大樹…『大樹』とは、この場合、大都市なんだわねぇ。本日、東京都知事選挙…何やら『秒殺』の風が吹いているような気もいたしますが、やっぱり東京が元気じゃないと、こちとらの商売も上がったりだわなぁ…午後8時の時報が楽しみではある。本日、河川清掃のボランティア草刈り作業なので、ここまでで終了。国土交通省も全国のボランティアを動員するのだから『大樹』ではあるわなぁ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

見ず知らずの…

2024-07-06 06:46:44 | 巡礼

ヒマラヤスギの球果なんですけれどね^^;

 「球果」つまり~「松ぼっくり」なんですけれどね。「杉」という名前が付いているのに、何故に「松」?ハイ、マツ科に属する木なんです。知らないで見ると「怪鳥ロプロス」の卵じゃないかなんてね。(話題がかなり古い…バビル二世の世界だもの^^;)西吾妻の登山道で見たアオモリトドマツ(オオシラビソ)の球果は青色(というか『おやじぃ』の目には、鮮やかな紫色に見えた。)だった。もう一度見てみたいものだと思うのだけれど、亜高山帯まで登山するには、もう足が萎えてしまっているような気がする。「人生やり直しは何度もできる。」なんて言いますけれど、そうねぇ、歳を重ねると若い頃は何の苦でも無かったことが、出来なくなって(気力の問題かぁ?)『もう一度』が中々難しくなるものだと実感しますよ。そして、『もう一度』は口にするだけでなく、自ら求めないと無いなと思う^^;
 かつての職場同僚の元に野菜を届けに行って、先日の諸先輩たちの鬼籍入りを話したのだけれど、何とまぁ、私の一個上の先輩が他界していた。『若い頃、ろくな仕事もしないでフラフラしていたヤツほど長生きする。』…『おやじぃ』の『仕事量と寿命論』の調査研究書も一部を書き替えなければいけないかも知れない。(人の死に対して不謹慎ではあるけれど、彼は仕事が出来なかったのではなく、確かに仕事をしないで過ごしてきたのである。)そして、まともに「年金」など見ないままに、この世を去ってしまったことになる。年金受給年齢が65歳に引き上げられたことによる弊害と言いますか、これからもこうした方が増えるに違いないのである。『人生100年時代』などと持ち上げられて、自分もあやかりたいと思っていてもこんなものである。彼のご冥福を祈るのみでありますが…。


さぁ、今夜も「冷や中」かい^^;

 さて、『おやじぃ』の誕生日が約3ヶ月早いこともあって、友人『ノロ社長』は『華麗なる年金生活者』の懐に期待しているようである。(あのねぇ~キミぃ~!こちらは家族持ちで、年金は生活費直行なのだよ^^;)そうそう、お金と言えば『長男ポン太郎くん』の壊れた携帯電話の交換代金の「おつり」が返ってこない。「おつりは?」と言ったら『ポン太郎くん』に渡してしまったようである!「あのねぇ~、ポン太郎のために貯金したお金とは言ったけれど、ポン太郎のお金と言った覚えはない!」…『おやじぃ』はオッカーに吠えましたよ。春先から借りているイネの苗代金を、今日ようやく「米の前渡金」が振り込まれて支払いに充てたのである。恥ずかしい思いをしながら支払先に電話して前渡金の振込日を確認したり、農業経営の資金繰りに四苦八苦しているというのに、人の苦労なんて知らないんだよなお前らは…。(資金繰りも社長の重要なお仕事ではあるけれど。)
 はてさて、無駄遣いをするようなオッカーや子どもたちではないことを十分承知はしているのだけれど、『おやじぃ』の懐を『打出の小槌』とでも思っているのだろうか?こうして男どもは、ろくな年金も見ない内に死んでしまうのである。『見ず知らず』とは、今までに会ったことがなく、まったく知らないこと…「見ず知らずの人」とは言っても『見ず知らずの年金』という言い方はしないわなぁ^^; 受験勉強に競争社会などと言われていた頃から、今度は『長生き競争』の年代かね…結局、長生きした者が人生の勝利者だったりしてねぇ^^; 「もう一度」は無いから、「もう一度」と言わなくて済む残りの人生を過ごしたいものである(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頼もしい『後継者』…^^;

2024-07-05 06:32:28 | 巡礼

メロンの摘果…やっぱり『いだましぇ^^;(勿体ない)』

 お隣の『Yоuくん』は、元気で明るい小学三年生である。(少々、大人びた言葉遣いをする^^;)今朝、『おやじぃ』が原チャリで田んぼの水見を済ませて帰る途中、通学途中の彼は、前方で不意に道路に飛び出したのが見えた。「危ねぇ…」恐らく、急停車した女性ドライバーは、もっとビックリしたに違いない。バイクですれ違いざま「Yоuくん!危ないじゃないかぁ。道路に飛び出しちゃダメだよ。」と声掛けした。(今時、知らない子に声を掛けたら、「声掛け事案」として通報される場合もあるからコチラも注意しないとねぇ^^;)後は、『武士の情け』である…事の顛末を彼の両親に話したら、とんでもない剣幕で彼が怒られることを『おやじぃ』は知っているから…。
 はて、午後3時彼が下校して…
「おじちゃん!また畑仕事ですか?」 「んだよぉ。(そうだよ。)」
「キュウリのほかに、なに植えているんですかぁ?」
「トウモロコシにスイカ、メロンかなぁ。」(子どもの好きそうなモノを並べるしたたかさ)
「いいなぁ農業は…自然に触れあえて。」(この辺が大人びている…メロンに反応したな^^;)
「Yоuくんの家の裏にも畑があるじゃないかぁ。」「誰の畑ですかぁ?」
「君んちの畑だよ。Yоuくんも何か作ればいいんだよ^^;」ってね。これで農業後継者がひとり誕生した(笑) ちなみに、彼の家の畑は、大荒れに荒れているのだが^^;


バイクの水見も悪くない…が横滑り注意^^;

 さて、将来の頼もしい後継者を発掘し、ニンジンの種まきを終えて一服しているところに、友人『ノロ社長』から恒例の晩酌会のご案内が…「冷やし中華煮っから早く来い!」「腹減って、もう食ったはぁ。」「お前、何時から飲んでるんだぁ!」…もう早朝から連続7時間、合計9時間働いたのだから、少々早めに冷たいビールを飲んだって良いじゃないかぁ^^;
 要は、我々より2歳年上の運転手『ポンダさん』が、軽い脳梗塞を起こし、大騒ぎしたことを話したかったに違いない。駆け込んだ病院(もう老人病院で救急とは言えない^^;)での応対、転送された病院の対応、状況などを話してくれた。「運転中でなくて良かったよ。個人では補償しきれないし、『あの会社』は荷物の損害をこちらに請求することはあっても、代わって補償してくれるとは思えない。もう、彼に運転はさせられないし、この業界からは手を引いた方が良いよ。」とサラリとアドバイスしましたけれど…アルバイトの運転手なんて、一度事故を起こしたら御仕舞でありますよ。
 はてさて、夢や未来のある『頼もしい後継者』と、いつ壊れてもおかしくない『オジサン』たち…『運が良かった』だけで、世の中を渡ってきたような気がする。その『運』だって、いつまでも恵まれるとは限らないのである。進むべきところは進み、立ち止まるところは止まる。『立ち止まる』べきことを肌で(勘で)感じられて来たから『運が良かった』と振り返ることが出来るのかも知れないねぇ。『Yоuくん』チミも農業やらんかね?両親に話したら猛反対されるに違いない(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

播き直すしかないかぁ…

2024-07-04 05:33:45 | 巡礼

あれまぁ…青畑大豆が根ごと引っこ抜かれた

 今年はキジのペアリングが順調で、昨年までお相手に恵まれなかった『ケン一郎』『ケン次郎』にも嫁が来た。(これは重畳!)6月には、『ケン次郎』の子どもと思われる「ウズラ」のような子キジが、藪と畑の間を走り回っている。(親と同じで、余程のことがないと飛ばないのよなぁ^^;)実に微笑ましい光景ではあるのだけれど、はて、雨が降る前に「枝豆」に施肥と土寄せして、三日程前に発芽した「青畑大豆」(東北地方南部では「数の子豆」や「ずんだ」の材料として使われる…緑色がいつまでも残るのよ^^;)を見たら消えていた!「何だべねぇ?オラがボケちまって草と一緒に引っこ抜いてしまったかね?(んな訳ないべぇ。)」根っこから引っこ抜いて食害する害虫を知らないし、ネズミだってこういう食い方はしないでしょう。キジバトは、刈り終えたばかりの小麦の落穂に夢中だし、こりゃ~キジ親子の仕業に違いないなどと呑気に考える。しかしなぁ…足跡が残っている訳でもないし、羽根が落ちていた訳でもないから、「状況証拠」はあっても「物的証拠」が出てこない…人間の裁判なら「推定無罪」だわなぁ。現行犯で捕まえたところで、突き出すのは南陽警察署かい?『農林警察』か猟友会かい?とっ捕まえて身体で払ってもらわない限り(食っちまわない限り)弁償していただけない^^; ましてや、キジ♀は狩猟禁止対象だから、食っちまったら、こっちが捕まってしまうのよねぇ…諦めて播き直すしかないようでありますよ(笑)


「税に関する絵はがきコンクール」ですな^^;

 さて、長男『ポン太郎くん』が携帯を落下損傷してしまい落ち込んでいる…『おやじぃ』は、彼が子どもの頃にコツコツ貯えた定期があったから、それを解約して買えば良いと二人で銀行に出掛けた。その銀行は名称変更、合併を繰り返してきたから、該当する定期預金の情報を検索するのに時間の掛かることかかること^^;(何せ、政府監理下に置かれた第2地銀だから…)大学を卒業(終了)して帰って来た時に、総合口座通帳を彼に渡したはずなのだけれど、それすら無くしてしまっている。(お金に対して無頓着過ぎるというか、苦労知らずなのである!)店舗内には「法人会婦人部」主催の「税に関する絵はがきコンクール」作品が展示されておりましてね、ご覧の通り、とっても上手!「税で咲かせる みんなの笑顔」だって…みんなも大人になったら、世のため人のため、笑顔で税金を納めましょう。なんてなぁ(笑)
 はてさて、勤め人時代の高額納税者も、今じゃ住民税非課税者(赤字申告者)である。家族中住民税は納めているというのに、非課税者(扶養家族)は『おやじぃ』だけだわねぇ。(これでも、立派に軽自動車税と固定資産税は納めておるぞい!)「税でみんなが助け合っている」…そうだよそうだよ、君たちもその気持ち忘れないで欲しいのよ。ただね、払いっぱなしでは、いけないよ。納めた税がどう使われているかを知り、誤った使われ方には抗議する(投票で態度を示す)ことも重要なのよ。なんかさぁ~自分のお金でもないくせに、定額減税するとか、電気料を値下げするとか支持率や選挙を意識した使い方をする大人がいるから気を付けなければいけないねぇ。みんなが出し合ったお金なのだから、みんなが笑顔になれなければ意味がないよ。ハァ~『キジ親子の悪さ』は、『畑耕作税』として笑顔で支払うことにしますかね…悔しいけれど(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暇人とイマジン^^;

2024-07-03 05:45:03 | 巡礼

ヤツデのような葉っぱの植物…何だろねぇ?

 借りている(というか、荒らさないように手をいれている)畑の隣に、奇妙な葉っぱの作物が現れた。何だろうなぁ?考えつくキーワードで検索してもヒットせず、晴れない心のモヤモヤ感…昨日、耕作者の奥さんが通りかかったので直接聞いてみた。「トウゴマ(唐胡麻)」という植物で、毒があるらしい。そんなもん何で植えたのよ?「暇」を持て余して、莢に入った種子をご主人が蒔いたらしい。家の前にも蒔いたらしく、近所の人も珍しがって眺め、そして聞いていくんだって^^;
「トウゴマ」…別名「ヒマ」ともいう。種子からは「ひまし油(蓖麻子油)」が取れる植物とあり、なるほどねぇ…「ヒマ」と「ひまし油」そして、毒という関連性で頭に名前を叩きこみました。
昨日は、午前中から前職場のOB会総会…んなもん、もう関係を断ちたいのだけれど、会費徴収と出席案内のために先輩が自宅玄関で立って待っていられると、無碍にも断れないので、総会後の昼食会には参加して参りましたけれどね。総会資料を拝見して、コロナ禍以降、多くの世話になった先輩たちが鬼籍に入ったことを知る。そして、『おやじぃ』とは10歳ほど上の先輩たちが役員を引き受けているのだけれど、司会進行「フガフガフガ…」よく聞き取れませんけれど、大丈夫かねぇヨレヨレで、なんてなぁ。(10年後の己の姿を想像すると、笑ってもいられない。自分は元気と思っていても、後輩たちからしたら『おやじぃ』だって、大丈夫かねぇなんて労りの声を掛けられているのかも知れない^^;)


私は「放任主義」である…とは言え^^;

 さて、スイカ栽培に肥料はいらない。子蔓は「放任」で大丈夫(これは「姫甘泉」に対する種苗屋さんの説明。)…しかしなぁ、今年は「まなむすめ」に「夏たまご」なる品種を『場所塞ぎ』に植えてみた。マルチを隙なく張ったから雑草の心配もない…ヨシヨシ。「今年は雌花が少ないなぁ…。」どこが?子蔓が伸びるに従って、先っぽに雌花が付き始め、昨日ザックリ数えただけでも、小玉スイカ40個、アンデスメロン20個の数がある。「夏たまご」は隙間に後から植えこんだやつだから、これからさらに雌花を付けるに違いない…放任主義と言いながらも、味のしないメロンでは情けないから、子蔓をたどって摘果しないといけないなぁ。「アンデスメロン」は、子蔓4本仕立て、各2個着果が基本形のようであります。やっぱり数が多過ぎる。
 はてさて、我が農園の主力である「きゅうり」もようやく今日からJA出荷できそうであります。春先から続いている「持ち出し金」を、これから「回収モード」に突入と行きたいところでありますが…。目標では、何とか露地の「夏秋きゅうり」を9月末まで引っ張って、9月からは「抑制きゅうり」と重複しながら11月初旬まで収穫し続ける。中々イメージ通りに事が運ばないのが現実でありますよ。「お前に任せた。」とは言ってはみたものの、今年は『おやじぃ』の少ない知識と経験を引出しから引っ張り出して、何とかイメージに近づけたいところではありますが…。「イマジン(心に描くこと)」は完璧ですが、現実は厳しくてねぇ…病気で枯れて『暇人』になってしまうのよ。「ヒマ」なんて植物の名前を調べなければ良かった(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田舎の近隣トラブル…

2024-07-02 07:47:23 | 巡礼

夕刻は久しぶりに腕を振るってパスタを…

 学生時代は寮生活だったから、特に意識したことは無かったのだけれど、娘(二女)が東京でアパート暮らしをするようになって、部屋のテレビを観ていたら「お父さん!音低くして!」ですと…お隣さんに気兼ねして生活するなんて嫌だねぇ…第一、テレビの音が聞こえやしねえよ^^;(というか、そのアパートの隣人は、通路を通る度にドアを蹴飛ばしていたようである。大家さんに言っても解決しなかったようである…クワバラ、クワバラ。)
 田舎はその辺悠長かと言えば、小さな子どもの音程の狂ったピアノの音はするし、所詮、広げたところで地価も安い宅地の面積を増やそうとでもしているのだろうか?土地境界を一所懸命クワで拡げようと試みる方もいらっしゃる。当然、そんな輩とは仲が悪いのが通例でありますよ。昨日は朝から草刈り機の音が響いていた。(『おやじぃ』は日曜日の朝だけは機械作業をしないように心掛けている。)用水路の草刈り作業が始まったかと呑気に袋詰め作業を終えて家を出てみたら…おいおい!そこはオラの畑じゃないか。「何やってんだ他人の畑で!」少々、大声で諫めたら、「何か問題あっか!」ともぐりの土木業者のオヤジが言い返して来た。逆切れ、威圧してきたのである。「この辺では手に入らないイチゴの苗を刈り倒しているじゃないか。問題あっかじゃねぇべぇ!」「すみません、土地境界を勘違いしたみたいです。」とさえ謝れば、そんなに怒ったりしないのであるけれど、そのオヤジの態度が気に入らない。(威圧なんかに負けていないのだよ!)かつて、埋設してある水道管を切断されて、知らんぷりして逃げられたこともある。気が付けば、現場の親方は顔見知りの旦那だった。「すいません。すいません。兄貴は短気なもんで…。」おいおい、その筋の業界の方かい?(苗のお詫びに、『おやじぃ』の不在時に発泡酒を持ってきて詫びを入れていったらしいけれど、『おやじぃ』はそんな酒飲まん!)
まぁ、気を取り直して、夕刻は友人『ノロ社長』のリクエストであるパスタを(笑)


見た目は順調、順調…

 さて、昨夜は『おやじぃ』の不在時に、お隣の旦那も詫びにやって来たようである。もぐりの土木事業者は、仕事が無くてお隣の旦那(社長)に仕事を無心したに違いない。昨年は、『おやじぃ』も体調を崩し、草刈りさえしなかったから、お隣との境界は草茫々だったのよ。そんな事情もあったから、お仕事としてお隣さんは草刈りを依頼したに違いないのである。(ただねぇ、今年は少々事情が違うのよ。イチゴの苗は芳香を漂わせる貴重な品種なのさ…養生するために、草を手刈りでと思っていた矢先の機械刈りだから、それも無断の仕事だから腹が立った訳さぁ…お互いの事情さえ分かれば理解しあえるのだが。(『おやじぃ』だって、お隣さんとトラブルを起こそうなんて思っていないもの^^;)
 はてさて、友人『ノロ社長』のリクエストに応えながら、事の顛末を語り恒例の『晩酌会』…1束100gの乾麺なのに、作ってみたらそれなりの量である。(晩酌には2分の1で十分だわなぁ^^;)イタリアンなはずなのに、キュウリの塩もみとオニオンスライスが乗り、何故か「ナス漬け」まで乗っている念の入れようである。そうそう、こうして静かに飲んでいるようだけれど、我々だって酒量が増える毎に声の音量が上がっていくのでありますよ。自分たちは、堅気の皆さまに迷惑はかけておりませんなどとは言っていられないなぁ…。「お互いさまですよ。」と言える関係づくりが必要だわねぇ…今のうちに自慢のキュウリを配っておくかぁ(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする