峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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みぃーちゃんの生き方

2007年02月08日 | 我が家の猫・みぃーちゃん
明け方、子猫の夢を見ました。どうしてそうなったのかは思い出せないのですが、とにかく、生まれて間もない子猫を引き取ることになりました。
食事を与えようと準備にかかりましたが、どういうわけか果汁を哺乳瓶に入れてしまいました。どうやら、わが子の子育ての思い出と重なっているようです。
やがて、女房どのとみぃーちゃんの声が次第にはっきりしてきました。朝、いつものように食事を催促するみぃーちゃんと女房どののやりとりです。

私たち家族は、毎年、正月の2日に義兄家族の家へ年始に出かけます。女房どのの両親が存命中から変わらずそうです。その逆は、ほとんどありません。ところが、珍しくその兄夫婦が先日来訪した際の話です。
ちょうど土曜日の夕食時でしたので、みんなで食卓を囲みました。私と義兄は、もちろん晩酌【ばんしゃく】をいただきました。私はロックで、義兄はお湯割です。胡坐【あぐら】を組み、そのお湯割を飲みながら話す義兄の足の上に、みぃーちゃんは、ちょこんと乗っていました。
義兄夫婦のところは犬を飼っています。特に義兄は溺愛【できあい】しています。その義兄がしばらく経ったところで、実は自分は猫が嫌いであると告白しだしました。猫嫌いの自分のひざの上でまどろむみぃーちゃんに心を動かされたのです。義兄とみぃーちゃんは初対面でした。

みぃーちゃんは不思議な猫です。
彼は誰に対しても友好的なのですが、特に初対面の人や猫嫌いな人ほどスキンシップを強く求めます。
塾生の中にも、大の猫嫌いの女の子がいました。みぃーちゃんが近寄るだけで悲鳴を上げて逃げ回っていました。ところが、どんなに嫌われようが、みぃーちゃんはその子が座っている元へ行くのです。
それから数ヶ月経ち、今年になってからのある日のことです。教室に入って来たみぃーちゃんは、まっすぐにその子の方へ歩いて行き、その子の足の間に座りました。女の子はというと、みぃーちゃんの方にちょっと目をくれましたが、後は何事もなかったかのようにプリントに目を落とし、シャーペンを走らせていました。
私は、その光景を見ていて微笑【ほほえ】ましくてなりませんでした。

義兄にその話をすると、彼はうなっていました。
みぃーちゃんは、誰とでも仲良くなれることを私たち人間に教えてくれています。
コメント (2)
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