土曜日の午後3時から町内会に隣接する国道34号線沿いの花壇に花の苗を植えた。
苗はマリーゴールドとサルビアの2種類。以前は、マリーゴールドとポーチュラカの苗を植えていた。暑さに強く、それほど手がかからないという理由からだ。
一昨年、それにサルビアを加えることにした。だが、役場の担当者はしぶった。サルビアは暑さに弱く、国道沿いの花壇で育てるのは難しいというのだ。
結局、町内会の副会長と相談し挑戦することにした。
その年、副会長は、どこからか藁【わら】を調達してきてサルビアの苗の根元に敷き詰めた。そして、それが風で吹き飛ばされないよう鉄線で留めた。また、真夏の暑い日は退社後の水遣りを欠かさなかった。
副会長の愛情を受けてサルビアはすくすくと成長し、真っ赤に咲いたサルビアの花は夏から秋までの長い期間、道行く人たちを慰【なぐさ】め、励まし続けた。
それから、サルビアは欠かさない。今年は、昨年、成長が思わしくなかったポーチュラカをはずし、サルビアとマリーゴールドの2種類にしぼった。
花の苗の植え付け作業には副会長と私の他、2名の方が協力してくださった。
この花壇の作業に誰が当たるか、当番のようなものは一切決めていない。誤解を恐れずに言えば、やりたい者がやるという姿勢でやっている。
この日の朝、有線放送で協力を求めた。だが、参加者は決して多いとはいえない数だった。みなさん、たまたま都合がつかれなかったのだろう。もちろん、ひざや腰が悪くて作業が無理なご高齢者もたくさんいらっしゃる。それより、参加いただいた2人の方の善意と主体性を尊く思う。
町内会の活動は、町内会に暮らす一人ひとりのためのものでなければならない。したがって、それは活動に参加する者の喜びでなければならない。楽しいものでなければならない。間違っても、活動に参加する者に苦痛を感じさせるようなものであってはならないと私は考えている。
楽しかったね^^。副会長。