峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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日曜日

2011年04月12日 | 夫婦

今朝も裏庭から「ケキョ・ケキョ・ケキョ」とウグイスの春を謳歌するさえずりが絶え間なく聞こえてくる。
日曜日、満開の桜とモクレンに誘われ、昼食を女房どのと2人、裏庭でとった。
みぃちゃんもやって来て、シートにもぐりこんだりして遊んでいたが、たしなめると奥のベンチで横になり、のどかな春の日のひと時、春を謳歌する桜木とモクレン、そしてそのおこぼれにあずかる私たちと共に過ごした。

この日は県議選の投票日だった。
今回も、この候補者にと積極的に1票を投ずる候補者が見つからず困った。しかし、選挙権を放棄するわけにはいかない。
おそらくは、これまで参政権を行使するのに熱心だったのは、特定の組織や地域の利益のみを追求する人々だったのだろう。そして、そのことが私たちの社会を少なくとも好ましいとはいえない状況に追い込む元となった。
それでは、その責任は彼らだけにあるのだろうか。そうではないだろう。主体的に参政権を行使しなかった人々にもその責任は同様にある。選挙権を行使しないということは彼らに加担するに等しい。その意味で、主体的に1票を投ずるのは市民としての権利であり義務でもあろう。

昼食後、投票所に行く直前まで選挙公報とにらめっこしていたが、消極的選択ながらも候補者を絞り込み、女房どのと連れ立って投票所に出かけた。
投票を済ませたその足で、「佐々町少年少女合唱団」の定期演奏会が行われる佐々町文化会館へと向かった。
塾生の中に合唱団に所属している子がいる。また、合唱団の指導者のお一人のお父上と懇意にさせていただいている。そして、そのことがご縁で、年に1度の町内会の敬老祝賀会に合唱団に来ていただき、その美しくも可憐な歌声を披露していただいている。そんなご縁から今回ご招待をいただき、初めて定期演奏会場に足を運んだ。

「佐々町少年少女合唱団」は昨年、広島で開催された少年少女合唱際全国大会への出場を果たしている。想像していたものよりはるかに完成度の高い舞台だった。
特に第3部のミュージカル「折り鶴」は、広島に投下された原子爆弾によって被爆した佐々木禎子さんの生涯を描きながら命と平和をテーマにした作品だったが、脚本・演出共に団員自らの手によるもので、素晴しい出来だった。

いい舞台を見た余韻に浸ったまま、佐々町の牟田原高原という山のてっぺんにある北村製茶さんに向かった。
ここのお茶は有機無農薬で栽培されており、いつもは市販されているものを購入しているのだが、年に数度、気が向いたときに女房どのとドライブがてら直に求めに行く。
この日も、ご主人と、その地を開墾されたお父上におもてなしをいただき、ひとしきりおしゃべりをした後、山を降りた。

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