峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

折り合う力

2012年02月28日 | 民生児童委員
金曜日、集会所で町内会のご高齢者のためのデイサービスを行った。
この日の参加者はサービスを提供する側を合わせ24名、その内男性は私を含めわずか3名だった。

私の暮らす町内会では、ご高齢者の一人暮らし世帯のうち、女性の占める割合が圧倒的に多い。また、主体的に他者と交わろうとする割合も女性の方がはるかに多い。

ところで、私たちの国では、ここ13年に渡り、年間3万人以上もの人たちが自ら死を選ぶという異常な事態が続いている。
この数は2010年の交通事故による死者数の6,51倍にあたるという報告があるが、その7割が男性だ。

他者と交われば摩擦が生じる。主張することは大切だが、それ以上に誰とでも上手く折り合えることの方が大切だ。
しかし、そのスキルを身に付けていない男性が多いように感じる。そしてそれが孤立無援の状況を自ら作り出す結果となっているように思われる。

仕事がら数十年、毎日のように思春期の子供たちに接してきている。そこでもしばしば男の子の弱さを目の当たりにしてきた。
概していえば、世間のつまらない常識のようなものに振り回されている母親のもとで育った子供たちにその傾向が見られる。

男たちよ、自分の殻に閉じこもることなく、外に出て交わろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする