峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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父の日

2007年06月17日 | 家族
きょうは「父の日」という日だったようです。

朝食のとき、くるみさんが私に向かい「父の日…、父の日…、」と「父の日」の次の言葉を言いよどんでいます。私が、からかって「父の日がなんね?」と促すと「父の日、おめでとう」と言います。そこでさらに「おめでとうって、何がおめでたいの」と、からかっちゃいました。
くるみさんも、それが分かっていながら、さりとて、面と向かって「ありがとう」とは照れくさくって言えなかったようでした。

午前中、女房どのは買い物へ、私は2階の教室でテスト前の勉強に精を出す出す塾生をみていました。
そこへ静寂を破るトラックの音、間もなくエンジン音がやみ、タッタッタッとドライバーの小走りの靴音が我が家の玄関に近づいて来ます。やがて、ピンポ~ンとインタホーンの鳴る音、どこからだろうと荷物を受け取るために小走りに階段を駆け下り玄関を開けると、絵理子さんからでした。「父の日」に合わせ贈り物を届けてくれたのです。「幻の紫芋」を原料とする「赤霧島」という焼酎でした。贈られて私が喜ぶ物をよく心得ています。しかし、何より私が嬉しいのは、その気持ちです。

ちなみに、このところ好んで焼酎を飲んでいるのですが、女房どのが無農薬の原料のものをとこだわって選んでくれているのが大分県藤居醸造の麦焼酎「自然麦」です。
くせがなく、まろやかな口当たりで、夏でも冬でもロックでいただいていますが、まったくあきがきません。

昼過ぎから、いろいろなことで町内会を回りましたが、きょうは3日ほど続いた雨が上がり蒸し暑く、歩いているだけで汗がにじんできました。
夕方からは、花の終わったサツキの剪定【せんてい】に手をつけ、暗くならないうちにと裏の桃の実を採りに行きました。
今年は3本ある柿の木にいずれも実がびっしり付いています。ブルーベリーもヒスイのような実をたくさん付けていました。柚子【ゆず】も、キウイも、レモンも豊かに実を付けています。

我が家は草花にも木々にも、まったく農薬を使いません。化学肥料どころか、肥料そのものも使いません。木々も草花も、私たちがこの土地に住むと同時に、あるいはそれ以降、ここに移り住んだものがほとんどです。この土地になじめず、消滅してしまったものもいますが、ほとんど元気で生きています。

かつて、植木屋さんから木を育てるのも子育てと一緒だと聞いたことがあります。露地植えの樹木でも毎日、水をやっていると、水を切らすわけにはいかなくなるそうです。木のために、決して木を甘えさせてはいけないと彼は教えてくれました。

この地に根付いた者同士、お互いに慰め、励ましあいながら生きていければと思います。

日が長くなったので遅くまで庭仕事ができるのがこの時期の喜びです。
しかし、きょうは「父の日」ということで女房どのが趣向を凝らしてくれているようで7時を過ぎた頃、作業の途中でしたが切り上げました。

風呂から上がると、写真のようなご馳走とワインが食卓に用意されていました。
女房どのはじめ家族は、私のようなつまらない人間を、こんなにまで大切にしてくれます。私は、もったいなくて胸の内で手を合わせています。

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2 コメント

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ステキな父の日でしたね。 (トリトン)
2007-06-18 20:41:34
峰野さん、ブログ読ませていただきました。
コメントは久しぶりです。

ステキな父の日ではないですか?

≫風呂から上がると、写真のようなご馳走とワインが食卓に用意されていました。
女房どのはじめ家族は、私のようなつまらない人間を、こんなにまで大切にしてくれます。
私は、もったいなくて胸の内で手を合わせています。

いい風景ですな~。

我が家は仙台まで1泊2日で往復した妻を息子と二戸駅まで迎えに行って、
夕飯ビールで乾杯したくらいかな?
至って平凡な夜でした。
仙台の娘からは電話がありましたけどね。
そのビールに酔ってしまし、仕事ができずに、
朝起きて仕事をしました。

父の日、家庭の数だけ、大なり小なりドラマがあるのでしょう。

おいしそうにワインを飲まれているお二人の姿が思い浮かびます。
返信する
それぞれを尊重する社会 (峰野裕二郎)
2007-06-19 11:59:10
お嬢さん、大学生活を満喫しておられることでしょう。
欲張らず、捨鉢【すてばち】にならず、平凡が1番です。
母の日、父の日、子供の日に限らず、母親が父親が子供が、それぞれに大切にされる社会でありたいと願います。
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