12月に入った頃、くるみさんに「今年はクリスマスのプレゼント、サンタさんに何を頼むの?」と訊くと「教えない。」と言います。
その夜、女房どのにこのことを話すと、女房どのにも何が欲しいか言わないとのことです。
くるみさんが小学1,2年生の頃、「サンタクロースは本当にいるの?」と訊かれたことがありました。
絵理子さんも有紀さんもそうでした。私は、その度にニューヨーク・サン紙の社説の話を持ち出し、サンタクロースはいるんだと答えてきました。
塾でもこの季節になるとその話をします。みんなが納得してくれます。中学生も同様です。
それでも、くるみさんは昨年からサンタクロースは、お父さんかお母さんではないかと少し疑っているようです。
小学4,5年生くらいになると、見たことがないというだけで、それを信じることの出来ない子供たちが出てきて、そんな話になるのでしょう。
でも、大切なことに限って目には見えないものです。見たことがないからといって、それがサンタクロースがいない理由にはなりません。
くるみさん、昨年は一晩中眠らないでサンタさんの正体を確かめるんだと、その夜、張り切っていました。
サンタもたいへんです。深夜の1時、2時と子供たちが完全に眠っているかどうかを確かめなければならないのですから。
くるみさんのサンタへの質問は、小3のクリスマスイブから始まりました。
枕元にはノートと鉛筆が用意されています。
小学3年生の時、日本語で書かれた返事に「サンタクロースって、日本人なんだ!」とくるみさん。
そのことがあったからでしょうか、去年の「サンタクロースって本当にいるんですか。」のくるみさんの質問には英語で、しかも筆記体で「Yes.」と書いてありました。
ここ数年、サンタさんが来るまで待ちきれず私も眠ってしまっています。
結局、今年、くるみさんが何を欲しがっているのかが分かりました。
何が欲しいか有紀さんと話し合っているのを女房どのが耳にしたようです。
「おしゃれセット」だそうです。
今朝、くるみさんと女房どのが話していました。
女房どのが「昨日、サンタクロースが中里を通っていたよ。」
「準備かなぁ~。」と、くるみさん。
2003年12月23日(火)記
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大切なことって目には見えない。
信じる人の心にサンタクロースはいる。