峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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絵本 言葉図鑑

2011年06月11日 | 私と孫

昨日は午前8時半から11時50分まで3コマの企業での講義、こちらが気付くことことも多い充実した時間だ。

昼食後、町内会長としての行政との間での事務手続きの仕事、町内会活動に係わる雑務、民生児童委員としての仕事をこなす。
間もなく、夕方5時から小学生の授業だ。

小学生の授業で心がけていることは、「見えない学力」をつけてやること。例えば、小学5年生の塾生と取り組んでいる国語科では、文字を連ねてまとまった思想を表現できるようになるまでを目指している。それのみに2年かける。漢字の書き取り練習や教科書準拠のワークブックなどは一切やらせない。
「見える学力」つまり、テストの得点や通知表の評価などに惑わされ、子供たちを勉強嫌いにさせるのはつまらないし、単に「頭のいい子」をつくっても仕様がない。

その学習の最中、動詞を思いつくだけ書き出してごらんと言うと3つ、4つ書いたところで、すぐに鉛筆が止まった。そこで、動詞というのは動きを表す言葉だから、あなたが朝起きてから、あなた自身がどんな動きをしたかを思い出してごらん。例えば寝床から「起きる」、顔を「洗う」、歯を「みがく」というようにねと考え方を示してやると再び鉛筆が動きだした。

21個書き出して一段落ついたところで「五味太郎」さんの「言葉図鑑①うごきのことば」の絵本を広げて見せた。その絵本には場面を違え、子供たちの生活風景が画面いっぱいに描かれ、子供たちの動作が、自然の作用が言葉としても書かれてある。その数およそ570語だ。塾生は目を輝かせて絵本の中の絵と言葉の世界に引き込まれていく。

その絵本を裏表紙まで繰っていくと、そこには「きらめく絵理子へ 父より 1986年8月16日」と記してある。長女・絵理子さんが4歳の時に求めた絵本だ。その時「うごきのことば」の他「ようすのことば」「かざることばA」「かざることばB」をそろえた。その後順次「つなぎのことば」「くらしのことば」等計10冊が出ている。
絵理子さんにとって、これらの絵本はお気に入りの1つだった。最近、会ったときもそんな話をしていた。

天使にもそれを贈ろう。

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