峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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乗り越えて行こう

2008年07月16日 | 将棋
王位戦第1局、深浦王位を応援する立場の者からすれば残念な結果となった。深浦さんには気を取り直していただき、次も頑張ってもらいたい。

昨夜もNHKテレビ「プロフェッショナル」を見た。
「ライバルスペシャル・最強の二人、宿命の対決」という題で、先の名人戦を通して棋士・森内俊之と羽生善治の生き方が描かれていた。

羽生さんは、定跡【じょうせき】が絶対だと思わない方がいい。定跡に頼っているといいアイディアが浮かばない。むしろ、定跡を全部忘れ去って考えた方がいいアイディアが浮かんでくるという。
メディアの質問に答える最近の羽生さんからしばしば同じようなことを聞く。
つまり、「常識」に囚【とら】われるなということだ。常識に囚われていては、壁を乗り越えられない。「常識」から開放された先に、次の何かが見えてくるのだろう。

さらに、羽生さんは勝ち負けだけにこだわった将棋を指すことには意味がないともいう。
要するに、手段を選ばず、地位や名誉や金品を手に入れても、それは虚【むな】しいだけだというのだ。
受験に合格するためだけの勉強をしていても心を虚しくするだけだ。勉強する意味を考えたい。

森内さんの語る言葉の中にも、生き方のヒントが宝石のようにちりばめられていた。
それを記したいのは山々だが、今日は大リーグのオールスターゲームの放送が間もなく始まる。午前10時からは夏の高校野球の長崎県大会準々決勝の模様もテレビ中継がある。今年、我が清峰高校は第1シード、久しぶりに期待が持てるチームにできあがっている。全国の高校野球ファンのみなさんにも楽しみにしていただきたい。

今日の午前中ばかりは、エアコンを効かせた快適な部屋で野球の醍醐味【だいごみ】を堪能【たんのう】させていただこう。
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3 コメント

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清峰旋風再来か! (千間丸)
2008-07-16 20:32:09
強いですね・・清峰高校のコールド勝ちとネットで知りました。あと2勝で甲子園出場となり、清峰旋風が再び巻き起こりそうですね。ホントに峰野宅の出会いは、私の好奇心を刺激し続けてくれています。

昨日の王位戦は羽生名人勝利となりましたが、大熱戦でした。ネット中継でも最後まで僅差の様子で、ハラハラでした。今年も深浦王位との暑い夏の戦いになりました。
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はじめまして^^ (はいどぉ)
2008-07-16 21:18:35
棋士深浦氏にちょっと気になる一言      出来れば、もみ上げをもう少し具体化してもらいたいのですが.....余りにもなさ過ぎてると思います。いらぬお世話なんですが。 
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ご縁は不思議 (峰野裕二郎)
2008-07-17 08:57:39
千間丸さん、これで3試合続けてのコールド勝ちです。
そういえば、上野山さんのブログもご覧いただいているそうですね。出会い・ご縁を大切にする心は尊いものだと思います。

先日、上野山さんからお便りを頂戴しました。テレビ朝日をキー局とする全国ネットのドキュメンタリー「生きる×2 雪の中の笑顔」という番組で初めてナレーションをしているからというものでした。他にも地元での講演会のチラシなどが同封してありました。
75歳を過ぎても今なお変わらぬ役者魂に触れ、大いに触発されたものでした。

はいどぉさん、上野山功一という俳優は長いもみ上げがトレードでした。今なお、そのもみ上げは健在です。
たしかに深浦さんのもみ上げの短さは気になるところですね。
でも、面白いですね。もみ上げの長短が特徴のお2人のお名前がどちらも「こういち」さんなんですから。
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