人間の可能性

清峰高校野球部の準優勝報告会が土曜日に佐々町でも行われました。もはや、清峰高校野球部の活躍の喜びは佐々町民だけのものではなく長崎県下全域、それに全国にいらっしゃる長崎県出身者のみなさんへと広がっています。

３局ある地元テレビは各局とも連日、ニュースで清峰野球部の動向を伝え、こぞって特番を組んでいます。
我が家のくるみさんも、フィギュアスケートの荒川さんの次は清峰高校野球部に夢中です。

多くの人に夢と希望と感動と痛快さを与えた清峰高校野球部ですが、中でも同じ高校球児がより強く刺激を受けているのを微笑【ほほえ】ましく思います。
土曜日に決勝戦が行われた九州地区高校野球県大会では、佐々町の隣に位置する小さな町・鹿町町にある県立鹿町工業高校が優勝候補の波佐見、海星を破り初めて決勝に駒を進めました。
決勝戦では残念ながら甲子園常連校の長崎日大に敗れましたが、隣町の同じ県立高校である清峰高校の活躍が彼らに「俺たちも！」という気を起こさせているのは間違いないでしょう。

伝えられているところでは、清峰高校野球部の選手たちは何も特別な教育・指導を受けてきたわけではないようです。いわゆる普通の子供たちです。
その普通の子供たちが、全国球児が憧れるあの甲子園で、名門と呼ばれ全国に名をとどろかせる強豪校を次々と打ち破り、頂点へもう一歩というところまで勝ち上がったのです。

普通の子供たちの力をあれほどまで引き出し得る教育、併せて教育者というものをあらためて思います。

写真は、春の嵐の前に裏庭で撮ったものです。後ろにサクラ、前にモクレンです。