起床後の一連の日課を終え、いつものように午前8時頃、女房どのと朝食をとっているところに「おはよう!」の声がします。
声のする方に顔を向けると、窓ガラスの向こうに地区の長老・ヨシヲさんの姿がありました。
おはようございますと挨拶を返しながら表に出ると、「今、採ってきたばかりだよ」と大きな白菜と大根2本を持ってきてくださっていました。
ヨシヲさんの家から我が家までは歩くと7,8分かかります。そこを軽トラで運んで来られたのです。わざわざお持ちくださっているのです。
度々、こういうことがあります。それに、ヨシヲさんだけでなくマコトさんやマコトさんの奥様からも、こうしたお気遣いをしていただきます。
畑に出て、野菜を収穫している最中、ふっと、私たち夫婦のことが頭に浮かぶ。よし、少し持って行ってやろう!
そのお気持ちを嬉しく、有難く思います。
この地に移り住んで本当によかった。心の底からそう思える瞬間でもあります。