江迎警察署管内に「江迎地区暴力追放運動推進協議会」という組織がある。組織は、旧北松浦郡の江迎町・鹿町町・小佐々町・世知原町・吉井町(いずれも現佐世保市)、それに佐世保市の浅子町、加えて佐々町のさまざまな分野の代表により構成されている。
私は、佐々町町内会長連絡協議会会長という立場で加わっているのだが、26年度から同会の副会長を務めている。6月に開かれる総会へ向け、その理事会が11日・月曜日午後3時から江迎警察署にて開催され、出席した。
翌12日・火曜日、同じく午後3時から再び江迎警察署にて「犯罪抑止対策会議」が開催され、出席した。
今年度に入り、江迎警察署管内での犯罪件数が急増しているという。それを受け、江迎警察署長始め署幹部、佐世保市の各支所長・佐々町の総務課長・教育委員会次長及び中学校長・指導主事、そして各地区町内自治会長が集まり、現状の報告、さらには今後の取り組みについて等々協議した。
都市化、そして家族の在り様・暮らしの変化などに伴い、犯罪も複雑かつ多様化している。抑止策としてこれといった案を提示できたわけではなかったが、検挙率をあげることが犯罪抑止につながるという大きな流れには異議を唱えた。
長崎県では安全・安心なまちづくりを目指し警察と共に、”カギかけんば””ひと声かけんば””見守りせんば”の「犯罪なく3(さん)ば運動」という取り組みを展開している。
会の冒頭、一昨年度からそのモデル地区として指定を受けている佐々町内の里町内会に加え、27年度から新たに佐々町32町内会連合会もモデル地区の指定を受けた。上記の会の冒頭、その指定書交付式が行われた。
佐々町全ての町内会長さん・公民館長さんの協力を得て達成した自主防災組織率100%、この自主防災の取り組みは、きっと犯罪抑止にもつながると確信を持っている。