峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

応分の役割はどこまでか

2005年11月19日 | 民生児童委員
佐々町内の子供たちに、ものづくり体験や昔遊びなどを通して、子供たち同士・親子・地域の大人たちと交流を深め、楽しいひと時を過ごしてもらおうということで、佐々町青少年健全育成会等が中心となって「キッズフェスタ2005」という催しが午前中、町民体育館で開かれました。
さとし君のお父さんが中心メンバーになっています。

私も、去年同様「竹とんぼづくりコーナー」の手伝いをさせていただくことになっていて、午前8時からの打合せに駆けつけました。

竹とんぼコーナーの手伝いといっても、竹とんぼを作られるのは、老人クラブ連合会の木彫クラブの名人の方々です。
竹とんぼ作りは名人の方々にお任せして、私は、顔見知りの子供たちや、その道の名人や知人らともっぱら交流に励んでいました。

午後1時から、町内会の有志の方と一緒に、国道沿いの花壇に花の苗を植え込む作業を行いました。
色とりどりのとパンジーとデイジーの苗を250株ほど植えました。これから春先まで、車で通られる方や、道行く人たちの目を楽しませ、心を和やかにしてくれます。

花の苗の植え込み作業について、この日の朝、7時半頃に有線放送でご協力をお願いしたのですが、10名ほどの方がスコップを片手に作業着で駆けつけてくださいました。
こういう時に、惜しまず汗を流してくださる方が必ずいらっしゃいます。町内会長という役割を担ってみて、そういう方々の存在が地域にとってどれだけ大切なものかようく分かります。

そういえば、この日、ある場所にネコの死体が放置されている。何とかしてもらえないだろうかという電話がありました。
町内会長職をお引き受けしてから、ネコの死体を何とかしてもらえないだろうかという依頼は、これで2件目です。
前回は、お一人暮らしのご高齢者の女性の方からの依頼でしたので、それは無理のないことと、すぐ出向いて処理しました。
しかし、今回、お電話をいただいた女性にはご主人がいらっしゃいますし、立派なご子息もいらっしゃいます。

結局、ネコの死骸を片付けるのはだれだって気持ちいいものではありませんから、お引き受けしました。
しかし「町内会長ってのは、こんなことまでがやんなきゃならないのかよ」とも思っています。

先日、高校のときの同級生で、同じく町内会長をやっている友人に、何でもかんでも引き受けるなと言われました。まったく、その通りだと思います。上記のように思うようになっては、私個人にとっても周りの方々にとってもいいことはありません。
積極的に応分の役割を担おうと考えやってきましたが、最近、どうやらその分を超えて、いろいろとお引き受けしていることに気が付いています。

さて、午後3時から、今月の地域デイサービスの案内・出欠の有無を伺うために、ご高齢者のお宅を一軒、一軒訪問しました。
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だれもが1度はお世話になる

2005年11月18日 | 暮らし
北南葬儀社という地元の葬儀社の新会館が竣工【しゅんこう】し、その披露と祝宴が行われ、出席してきました。

旧会館は狭く、駐車場も不便だったため、関係者のみなさん方だけでなく、佐々町住民にとっても待望の新館落成となりました。

民生委員や町内会長職を務めるようになって、年に7,8回はお通夜、ご葬儀に参列するようになりました。今や、葬儀場は私にとって身近な存在です。


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政治は、だれのために行われるのだろう

2005年11月17日 | 暮らし
きょうから始まったダンロップフェニックスで昨年優勝のタイガーウッズが6バーディー、1ボギーの5アンダー65で初日をホールアウトしたようです。ウッズは自家用ジェット機で来日しているといいます。

きょうの新聞では、ニューヨーク・ヤンキースが松井秀喜選手と約61億円で4年契約に合意したと報じています。

自家用ジェット機といえば、一昨日、ブッシュ米大統領も大統領専用機で来日しました。
日米両首脳は京都迎賓館で会談したようですが、その後の共同記者会見で小泉さんは「平和と安全の恩恵を受けるために代価を払わないといけない」と述べました。
彼は驚くほど率直です。
代価とは「ある事を実現するために要した犠牲」のことです。

大衆の不幸はここにあります。
為政者と彼らに連なる者たちの思想は、常に「恩恵を受ける」立場に立っています。「犠牲」になるのは常に大衆です。

2003年のイラク戦争開戦後に亡くなったイラク駐留米軍の兵士らの数が2千人に達したと報じられています。
2千人の尊い犠牲を出して、何を実現できたというのでしょうか。テロが後を絶ちません。

日本の安全保障の代価を何故、沖縄県民だけが偏って払い続けなければならないのでしょうか。
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学ぶということ

2005年11月16日 | 我が家の猫・みぃーちゃん
みぃーちゃんは、午後7時前、私についていっしょに教室に入ります。
授業中は、生徒の間を自由に動き回っています。好奇心旺盛な年頃ですから、見るものすべてが気になります。生徒の足、シャープペンシル、ノート、机、本棚などなど。

ほとんどの子が、みぃーちゃんと適度な距離を保ち上手に付き合っています。
ネコが嫌いだった生徒がいました。玄関で初めてみぃーちゃんと会って、後ずさりしていました。
今夜、帰り際、みぃーちゃんは、彼女のひざの上で眠っていました。「みぃーちゃんのお陰で、ネコが怖くなくなりました」と言っています。

午後10時、教室の明かりを消し、私が最後に階段を降りていくと、みぃーちゃんは後からダッシュで階段を降りてきます。玄関を出て行く最後の生徒を見送り、居間に入っていくと、女房どのが「みぃーちゃん、おかえり~」と迎えてくれます。女房どのに「みぃ~ちゃん、勉強してきたと?」と声をかけられたみぃーちゃんは、「うん!」というような顔をしています。
みぃーちゃんは、遊びの中から、さまざまなことを学んでいるようです。
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何が彼らを動かすのだろう

2005年11月15日 | 絵本の読み聞かせ
昨日は、主に長崎県内で小中学校や図書館などで絵本の「読み聞かせ」をしているグループの交歓交流会に参加しました。
県内外から10グループ80名の方々が佐々町立図書館に集まりました。みなさん自費での参加です。昼食代も各個人の支払いです。
午前9時半から正午までは各グループの実演。みなさん、玄人はだしです。十分、お金の取れるパフォーマンスもありました。
昼食を挟んで午後3時過ぎまで熱心に意見交換が行われました。

清峰高校が甲子園・夏の大会で対戦した大阪桐蔭・辻内君は、契約金1億円でジャイアンツに入団が内定したようです。

プロ入りに際し、有力な選手には裏でお金が動くというのを聞きます。しばしば、ストーブリーグの話題になります。
かつて、八百長事件でプロ野球界を永久追放された元西鉄ライオンズの池永正明投手、下関商業のエースとして甲子園で大活躍した彼のピッチングを今でもおぼろげながら覚えています。

プロになって大金を稼ぐことを夢見て野球に打ち込む少年を責めることはできません。
責められるとすれば、「グランドに銭【ぜに】は落ちている」などと少年を煽【あお】る大人たちの方です。

一方で、賞賛【しょうさん】とか栄光とか、将来の富とか名声とかに全くつながることのない部活動に、それでも熱心に取り組んでいる少年たちがいます。
例えば、図書部の少年たちです。
先日、大村で開かれた県高校図書専門部の集まりの分科会の1つで話し合われていたテーマは「行ってみたくなる図書館づくり」でした。
どうやったら、より多くの人に図書館に足を運んでもらえるだろうかという、べつにあなたたちが考えることもないだろうというようなものを真剣に討議しているのです。

野口さんと私とでお世話させていただいた「読み聞かせ」の分科会には男子生徒7,8人も参加してくれていました。
「読み聞かせ」が、いくら上手になっても図書館に銭は落ちていません。
ただし、お金は落ちていなくとも、目には見えない素敵なものが図書館にはあふれています。例えば、それは信頼、優しさ、思いやり、愛や平和です。

私は思うのです。彼らが父親となったとき、彼らは、きっと私がやってきたのと同じように、わが子を抱いて絵本を読んでやっているだろうと。
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お願いだから 人の命を奪わないでくれ

2005年11月14日 | 学校教育
昨日記した東京・町田市の女子高校生殺人事件に関してですが、どうしても気になる学校長のことばの続きです。
学校長は「なぜこうなったのか、分からない。学校で二人に接点はなく、疑問を感じる」と首をかしげているとあります。

「なぜこうなったのか、分からない」 ?あなた方は、そんなに生徒のことが分からないのですか。
「学校で二人に接点はなく」 ?あなた方は、そんなに生徒のことを分かっているのですか。

それより何より学校長、あなたのことばは、まるで他人事じゃないですか。あなたの学校の生徒が、あなたの学校の生徒の命を奪ったんですよ。
悲しいねぇ。悲しいですねぇ。

一昨日、テレビ「朝ズバッ」で司会者のみのもんたさんが怒っていました。
「教員の不祥事が多すぎる。あんたたちには自浄作用がないのかいって」
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ねじれてしまった「まじめ」

2005年11月13日 | 学校教育
東京・町田市の都立高校1年の女子生徒が自宅で刺殺されるという事件に、またかと暗澹【あんたん】たる気持ちでいました。
ところが、この事件で、同じ高校に通う同学年の16歳の少年が殺人容疑で逮捕されたと知り、いっそうその思いを募【つの】らせています。
 
それにしても、やはり気になるのは学校長のことばです。
少年は高校入学後、無遅刻無欠席で、ワンダーフォーゲル部の活動に熱心に取り組む「まじめな生徒」だった。(11月13日付長崎新聞)

最近の少年による事件に関して、判で押したように繰り返される学校長のことばです。
「まじめ」って、なんでしょう。「まじめ」という言葉を辞書で引くと「本気であること。真剣であること。また、そのさま」「誠意のこもっていること。誠実であること。また、そのさま」とあります。

「まじめ」そうに見える人は、本当に「まじめ」なんでしょうか。ちょっと見たところ「まじめ」そうに見えない人が実はとても「まじめ」だったりすることはよくあることです。
でも、学校は、やれスカートが短いだの、髪が長いだのとちょっと見の「まじめ」さばかりを強制します。社会は、ちょっと見の「まじめ」さを要求します。

「まじめ」な子供は悪いことなんかするはずがないのに、その「まじめ」な子供が人を殺したりするから世間の人たちは驚くのでしょうか。

ちょっと見たところ「まじめ」そうにしている子供たちは、私の少ない経験で言えば、弱い子供たちです。幼い頃からずっと、親や、塾の先生や、ピアノの先生や、学校の先生などに逆らえずに生きてきた子供たちです。
そういう「まじめ」を強要されてきたような子供たちが思春期にさしかかったとき、いくつかの要因が重なれば彼らが重大な犯行に及ぶかもしれないということを想像するのはそんなに難しいことではないように思います。

ところで、テレビというのは出演者の本音が透けて見える不思議なメディアです。だから、本音と建前を使い分けるようなタレントは、お茶の間の支持を得られません。
逆に、本音と建前を使い分けるような政治屋はテレビを嫌うようです。
ポスト小泉の1人といわれている福田元官房長官は、差し出されたマイクに向かって「ホントの話は、こんなマイク使って言わない」と吐き捨てるように言いました。ということは、彼が官房長官時代にマイクに向かって話していたことはウソばっかりだったということになります。
小泉さんは、それがないことだけでお茶の間の支持を得ているところがあります。

「お笑いブーム」がブームでなくなりました。レイザーラモンHGさん、今、我が家で最も受けているタレントの1人です。
何故、お笑いの人たちが愛されるのでしょう。それは、おそらく彼らが「まじめ」だからなのだろうと思われます。
タモリさんや、たけしさん、紳助さん、おすぎさんやピーコさんまでもが毎日のようにテレビに登場するのには訳があります。彼らは裏表のない「まじめ」な人たちなのです。

人が「まじめ」であるのは、きっと望ましいことなのでしょう。しかし、その「まじめ」がねじれてしまったところに私たちの不幸があります。
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特別な日をつくらない

2005年11月12日 | 私塾
大阪の由紀ちゃんがもうすぐ期末テストとのことですが、こちらの中学・高校生も間もなく期末テストを向かえようとしています。

私の塾は平常、土日は休みです。定期テスト前だからといっても、塾の方で特別な定期テスト対策をやるようなことをしていません。もちろん、それが子供たちのためだと思うからです。

ところが先週、中学3年生のある男の子が土日、塾に来たいのだがどうだろうかと言い出したことをきっかけに今週末土日、教室を開けることにしました。

きょうは、朝9時から昼食休憩1時間をはさんで午後4時まで希望者が教室に顔を出し、テスト勉強に精を出していました。

中国・九州エリアの新人賞を獲得したと絵理子さんから嬉しい報せが届きました。仕事、仕事の毎日を過ごしているようです。
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やらなければならないことを好きになる

2005年11月11日 | 暮らし
自分の好きなことをするのが一番の幸せだと思っていました。
実際、若い頃から自分のやりたいことだけをやってき、それで幸せだったように思います。

ただ、最近、どうもそれだけでは駄目なような気がしてきました。
やらなければならないことを淡々とできることの大切さを感じています。

私には人間として欠けているところがあります。保護司や民生児童委員や町内会長という役割を担うようになって、それをはっきりと自覚できるようになりました。

私に人間として欠けているところがあるのは、やらなければならないことをちゃんとやってこなかったからなのだろうと思います。
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みぃーちゃんがもたらす気

2005年11月10日 | 我が家の猫・みぃーちゃん
みぃーちゃんが、やんちゃ盛りです。
もう、家の中を走り回っています。アニメのトムとジェリーのトムの動きそのものです。
とにかく好奇心旺盛です。動いているものだけでなく、ケータイにさえ飛びついています。自分のしっぽも気になります。

人が大好きです。お客さまがいらっしゃって玄関のドアが開く音がすると、一目散に玄関までやって来て、お客さまの足の匂いをかいでいます。

最近は2階への階段もダダダダーッと上っちゃいます。
塾生が「こんばんは~」と玄関を入ってくると、彼らについて教室まで上がって行くようになりました。塾の時間は、ずっと教室にいます。みんなのアイドルです。ネコが苦手な子もいますが、かまいたくてしょうがない子供もいます。
でも、ほとんどの子は自然にみぃーちゃんと接しています。みぃーちゃんは教室の中、あっちにいってはゴソゴソ、こっちにきてはバタバタしていますが、みんな程よく付き合っています。
ミーちゃんに対するとき、みんないい表情をしています。

今、キーボードを叩く私のひざでの上で、みぃーちゃんが私の手元を不思議そうに見ています。

さぁ~て、みぃーちゃん、寝ようか
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