午後から久しぶりに電車で出かけました。お正月から出無精になっていました。暖かくて春の日差しでした。やはり、立春なのだなぁと思いました。今日から「春」、新しい年になります。昨日までの風邪の症状がよくなっていたので、うれしかったです。それにしてももう土曜日になってしまいました。2月逃げる、3月去るですから、春が来るのはうれしいですが何もしないうちに時間が過ぎそうです。
あたらしい風景は、今まで生きられなかった半生を生きることがいいのではないかと思うのです。生涯心理学という心理学で学んだのですが、50歳からは今までの人生の裏であった部分を生きることになると学びました。「生きられなかった部分」・・・。新しい風景を考えるとどうもまた働くことを考えます。いや、そうではなくて、自分の暮らしを大事にして、家の中のことをしていくことではないかと思うのです。
若い時から、頼まれるとダブルワークで夜勉強を教えていたり、土日には着物教室をしたり、人の借金を背負って夜もバイトしたり、塾を経営しているときは、フルタイムの仕事、フルタイムの主婦でした。笑。ですから、TVをゆっくりみることもあまりありませでした。ビデオを撮っても、見る時間がないのです。もちろん、家事もしましたし、趣味で習い事もしましたが、ゆっくり楽しむことはできませんでした。
特別なことをしなくても、いつも家の中をきれいにしてくらしたいですし、夜はのんびり手芸をしたり、本を読んだり、ドラマや映画を見たいと思うのです。もちろん、働かなくてはなりませんが。それが前半の人生で私のできなかってことです。(前半どころかそれ以上の月日)
昼も夜も働いていた人生。あれもこれも完ぺきをと思った人生。もう、さよならしないと。